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"エコグリーンシオカワ通信(No.5)"

(2002.4号)

巻頭言

「の」から「が」への転換

20世紀は「の」が優先された世紀であったのではないでしょうか。
つまり、みんながより多く所有することにこだわった時代ではなかったでしょうか。
高度経済成長に伴い、自動車、家電製品その他、みんなが大量所有を目指したのでは。
でもそれが、多くの環境破壊を生む結果にもなりました。

つまり言葉の表現として「の」をたくさん使ってきたのではないでしょうか。
自分のお金、自分の家、自分の家族、自分の子供、自分の彼女、自分の会社、…。
この「の」で表現することが、実はその人の所有へのこだわりを表しているのでは。
でも全ての人が億万円を所有できませんし、人は誰かの所有物ではありません。

実は、この「の」とすることにより、多くの悩みなどが伴うのではないですか?
自分の物なら自由になるはずという思いが、苛立ちにつながるのではないですか。
自分の物で好き勝手になるはずと思っても、実はそうはいかないですよね!
本来、所有というよりは、単なる一時的占有なのかもしれません。

この「の」つまり所有へのこだわりを捨てると、違う展開になる気がします。
だから私は提案します。
色んなことを「の」から「が」に転換して言ってみましょう!
だから以下のようになります。

自分のお金 → 自分が蓄えたお金, 自分の家族 → 自分が一緒に暮らす家族
自分の子供 → 自分が生んだ子供, 自分の恋人 → 自分が好きになった人
自分の妻・夫 → 自分が結婚した相手, 自分の家 → 自分が住む家
自分の会社(組織) → 自分が所属する会社(組織) …

どうですか、こうすると感じ方・とらえ方が変わりませんか?
つまり、自分が主体となり単に選択していただけであることに気付きませんか?
所有への囚われから自分を解放し、気楽に、おおらかになりませんか!
そう、「の」から「が」に言葉を転換して、自分が主体となって選択・行動するのです。

この発想の転換が、21世紀に望ましい意識ではないでしょうか。
所有なんて本来・元々はないんですよ、きっと!
多くの物を持とうとすることから、自分が何をどうしようと考えるかでは。
地球環境を、人類や生物を、今の生活をどうしていくのか、自らの選択・行動で!!!

塩川 富士夫(しおがわ ふじお)


  年々春の訪れ・桜の開花が早まっています。 やはり地球温暖化がどんどん進行しているのでしょうか。
  政財界は、政治家の不正疑惑や食品の偽装表示でにぎやかです。 はたまた春闘回答後に賃金カットの会社側要求がでるなど、いよいよ日本の資本主義経済も末期にきた感じがします。
  世界のいざこざの原因が、実はアメリカ合衆国にあるのではと以前指摘しましたが、その根本原因は実は「お金」にあるのかもしれません。 お金を不当に懐に入れることが罪と考えられていますが、実はみんな色んな手段でお金を稼ぎ出しているわけで、行っていることに大差ないのではないですか? はたけばホコリの出る人は大勢いるのではないですか。今のお金の仕組み事態がそんなものではないでしょうか?
  この仕組みを変えない限り、誰が政治をしても変わりないということにもうそろそろみんな気が付いても良い頃ではないですか!色んな手段を駆使してパイの奪い合いをしているだけではないですか???

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今回のテーマ:"脱経済"への道

表1:[地球の環境問題と未来予測]
現  象原  因問  題未 来 予 測
地球温暖化CO2等の排出
(石炭・石油等
の大量消費)
・異常気象(豪雨と干ばつ)
・洪水などで大量の環境難民
・砂漠化
・世界的食料危機につながる
・2025年に50億人が水不足
・2050年にサンゴ礁全滅
・2100年で平均4度,最大5.8度の気温上昇
(海面が約1m上昇
  ⇒40ヶ国の国土大半が水没)
オゾン層破壊フロン等の放出・有害紫外線の害(皮膚ガン,
 白内障,免疫力低下)
・農作物や漁獲の現象
・2020年にオゾン層の2/3(最大)が消失
森林破壊森林過剰伐採・水資源が枯渇し農業が破綻
・生物の大部分が死滅
・砂漠化
・2050年に世界の主要森林が消失
大気・土壌・
水質汚染
(環境ホルモン)
(酸性雨)
ダイオキシン(塩ビ系
プラスチックの燃焼)
自動車・工場等
の排ガス
農薬・化学物質
・生活習慣病,アレルギー等誘発
・生物種の奇形・減少・絶滅
(精子・精液の減少,生殖器
 の異常,不妊,少子化,精神
 不安定化→キレル,ムカツクなど)
・2020年に生物種(200万種強)の半分絶滅
 ・・・現在年間4〜5万種絶滅

  上記表は、前回の通信でまとめた国連IPCCなどが予測している未来の地球環境予測です。
  今回からしばらくは、このような状況を回避するための方法なり、仕組みなりを具体的に提案していく方向でいきたいと思っています。但し今回はその前段階として、こうなってきた原因について考えてみたいと思います。
  今これだけ地球環境がおかしくなり(日本では、認識している人が少ないかもしれませんが)、どうにかしなければと言われていますが、一向に抜本的解決がなされていません。温暖化一つとっても、60〜80%削減が必要と言われていても、6%削減ができるかできないかで議論されています。6%なんて削減しても温暖化は食い止められないのです。つまり議論しても意味のないことをまじめな顔をして時間をかけて議論しているのです。なんのために…地球の崩壊を待つため?
  つまり、今日本が取り組んでいる環境対策は、行政も企業も個人も実は何にも対策になっていないのではナイデショウカ…。6%削減の議論ではなく、60%削減の議論が必要ではないですか。
  つまり今行っているのは環境対策ではなく、収益対策なのです。ISOの認証取得のために、どれだけ多くの紙が消費され、どれだけ多くのエネルギーが消費されているのでしょう。環境対策は、本当は誰も真剣にしてないのでは。つまり目先のお金のことをみんな考えているのです。
  環境を本当に良くしようとして、全精力をそこに注ぎ込んだら簡単に解決できる力を人間は持っていると思います。しかし、それはお金にならないので行わないのです。環境を良くするにもお金がたくさん入ってくるかがやるやらないの判断・尺度になっているのではないですか。

<環境を良くすることがお金にならない例>
@  大気中に放出されたフロンの回収・分解 … 仮にできても誰もお金を払わない
A  永久乾電池 … 電池(電気)が売れなくなる
B  水から水素を取り出して燃料にして走る車 … 燃料が売れなくなる
C  水で全て洗浄できる技術 … 洗剤が売れなくなる

  上記の技術は、環境を抜本的に改善するために今すぐにでも開発してもらいたい技術ですが、比較的製作規模が小さいものでもあります。例えば、水力・火力・原子力発電のように大袈裟な建設工事が伴いません。つまり本当に環境改善に結びつくものは、それ自体の製作にエネルギー消費が少なくて済む必要があるのです。でも、実はそんなことができるのではないかと思っています。つまり、自然の中に人間が有効利用できるものが既にたくさんある気がします。ところが今までの人間が開発してきたものは、多くの人の労働を生み出すため、わざわざ大掛かりな作業を必要とするものにもっていったのではないでしょうか。このようなお金にならない技術は、出てきてもこれまでは芽を摘まれてきたのではないでしょうか。製品は、作る側からすれば早く壊れた方がいいのです。でもこの発想が環境を破壊するのです。つまり経済社会が続く限り(お金を動かそうと思う限り)、環境破壊は食い止められないのではないでしょうか!
  では、真に環境を良くするために経済社会を抜け出す手段があるのでしょうか?
  これからが、エコグリーンシオカワが行っていく本筋に入ります。

  <経済社会から抜け出す方法について>
  前回の通信で家庭での省エネ方法を示しましたが(16.8%もの削減が可能)、提言している『地球村』加盟の人たちでも100%実行している人はほとんどいないかもしれません。つまり実現できないことを提言しても、単なる精神論になってしまいます。経済から抜け出すことが、今の資本主義経済社会の中にいるより魅力的なものでないと誰も選択してこないということです。
  では、経済から抜け出すことのメリットだけを簡単に列挙してみましょう

  「脱経済社会のメリット」
  @ 倒産・リストラ・失業の心配がなくなる
  A 奪い合い・過度な競争がなくなる
  B お金や所有という囚われがなくなる
  C 真の循環型社会を目指すようになる

  以上のように考えられますが、ではどうしたら経済社会から抜け出せるのか?
  要するに、衣・食・住が自給できればお金にこだわる必要はないわけですよね。しかし、現在社会は、ほとんどの生産が分業になっていますから、自給しているものはほとんどなく、生産されたものを誰かから購入しています。この仕組みの中ではお金が必要になりますが、世の中には少数ですが、ほとんどを自給自足で生活をしている方々もいます。
  最近、食品表示の偽装が問題になっていますが、一般消費者はまず生産現場や包装するところを見ていませんので、表示が正しいかということは、本来確かめようがありません。つまり以前から定常的に偽装されていたとしても、後の祭りということです。お金が優先の社会では、人が見ていなければ、あるいはわからなければ、利益追求のため、何でもやりかねないかもしれません。だから自給自足生活が良いと言っても、農業経験なし、土地なし、資金なしでは簡単にはできません。ではどうしたらよいのか?
   … 次回は具体的方法を提案したいと思います。

 

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