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"エコグリーンシオカワ通信(No.36)"

(2004.11号)

     
■巻頭言 "何故人は生まれて来るのか"


 私は、どうして自分が生まれて来たのか、小さな頃から疑問に思っていました。
 確かに、生まれて来ることにより、楽しいこともあるでしょうが、逆に苦しみもあります。
 もし生まれなければ、少なくとも、苦しむことはなくて済むだろうと思っていました。
 
 世界の中には、生まれながらに貧困等で、大変な思いをしている人たちが大勢います。
 イラクに生まれた人と、日本に生まれた人では、最初から育つ条件が異なります。
 人によって、このように公平でないことがどうして起きるのだろうかと考えていました。
 
 そして、このことについて、40歳を過ぎた今になって、ある解が浮かび上がりました。
 それは、もし、生まれなかったらどうなるだろうかということからです。
 私だけでなく、世界の中で、裕福な人も貧しい人も、健常者も身障者も全ていなかったら。
 人だけではなく、他の動物や草花、その他全てのものがなかったらどうなるか。
 それは、「無」の状態です。… 苦しみはないでしょうが、あまりにもつまらない!
 
 人は、小説や劇、ドラマが好きですよね。
 人間が作り上げたバーチャル(仮想)なことなのに、何故か夢中になってしまう。
 そして、我々のこの現実世界も、実はこれと同じようなものではないでしょうか。
 何もない寂しさ、つまらなさ、退屈さを埋めるために作られたドラマのような世界。
 演じているのは、そこに生まれて来た生命など全て。
 不公平に思われる状態も、実は我々自身が全員で全て作り上げてきたもの。
 
 つまり、何もない状態(精神とか意識)が、唯一絶対の状態が、作り出したもの。
 1つのものから次々に自ら分離し、相対の世界を作り上げ、物質世界等の体験をしている。
 暖かさ・寒さ、幸福感・挫折感、交わり・別れなど、全て生まれなければ体験・理解出来ない。
 相手があって自分が認識でき、つらいことがあってこそ喜びが実感出来るということ。
 
 現代の人には理解できないことですが、全体世界は元々始まりも終わりもないのでしょう。
 全ては、ただ変わっているだけ。 ・・・ 個々の現象には始まり・終わりがあるでしょうが
 人は、死ぬと、その肉体は土に返りますが、それは物質的な変化です。
 人には、物質性と精神性(意識)という二面性があります。
 とすると、分離した精神とか意識も、生と死というものにより何らかの変化が起きる!?
 そういった(物質的及び精神的な)変化の繰り返しをずうっとしているだけでは。
 
 最近地球の温暖化により異常気象が続き、今後の生活がどうなるか危ぶまれています。
 このまま崩壊してしまうのか、循環型に戻るのか、そして世界平和を実現できるのか。
 我々は、きっと自ら選んで、この地球の分岐点の時代に今生きています。
 ならば、この時代だからこそ出来る体験を選択しませんか!

 体験するために生まれて来ているのなら、崩壊をくい止める体験を皆でしませんか!



 
 世界中の人がこの危機に気付き、崩壊型から循環型に、そして世界平和が実現したら。
 きっと、その後もう一歩進んだ世界を目指して行くのでしょう。
 万が一崩壊したら、最初からまたやり直すだけ!!
 

塩川 富士夫(しおがわ ふじお)






 この秋台風の日本上陸が続き、農作物に多くの被害が出ています。そして、今年の異常気象によるものか、山に食べ物が少なくなり、熊が民家の近くに出てきて人に危害を加えるという状況になってしまっています。もしかすると、これらは全て人災なのかもしれません。 そして、新潟中越地震が・・・
 人々による環境破壊が、自分達に直接跳ね返ってきたので、ヨーロッパの人たちは目が覚め、各国が環境先進国になっています。一方その被害がこれまで自分達に及んでいると認識できないアメリカ人や日本人は、今一歩環境に対して無頓着で、経済的なことを優先させてきました。
 やった通りに自分に跳ね返るとすれば、いよいよアメリカや日本に本格的に環境破壊のツケが回ってくる番になったのかもしれません!!
 




     今回のテーマ:循環型社会と世界平和を実現する活動 〜 世界を変えるために地域から


 現在の地球全体の社会は、人間本位の、自然と不調和な社会で、環境破壊が絶えない崩壊型社会、争いが絶えない平和でない社会でしょう。
 こういったことは、多かれ少なかれ現代の人々は分かっているのだと思います。しかし、この流れで進んで来てしまった現在、これを一気に違う流れに変えることが出来ず、気付いている多くの方は、ただ頭の中でもがいているだけという状態ではないでしょうか。
 個人の力では、世界は動かせない、権力がなければ何も出来ないという発想がほとんどであると思います。でも私は、何もない人々が何かをすることで、それぞれの人が出来ることで、世界を変えていけるのではないかと思っているのです。それもイラクのような問題の
発信地に行かず、自分の周辺地域にいて出来ると思っているのです。
 そして、そういうことでしか、実は世界を変えられないのではと思っています。



…自分が住む周辺地域を変えることが世界を変える

 イラクの人々を救おうとボランティア活動などしていた日本人3人がイラクで拉致され、自己責任論まで出て一時期問題になりましたが、そういった行動をとることに対して立派なことと私は思います。しかし、一方裕福な人々のおせっかいとも思えます。
 実は、他の国のことを変える以前に、自分達が住んでいる足下の社会を変えていくことの方が先決ではないかと思うからです。我々日本の社会が他国に比べて富んでいるのは、イラクのような国の犠牲があるからでしょう。ある国が富むとは、ある国が貧しくなることです。今のお金経済社会は、この論理で成り立っています。富める国の人々が一方的に助けに行っても、根本的な改革がされていなければ、単なる自己満足に過ぎないということです。
 ですから、他国を変えたければ、本来は日本を、そして、日本の各地域を変えていくことが、それぞれの地域で、循環型社会・平和な社会を構築することが重要なことではないかと思うのです。自分の周りが実現出来ていないことが、どうして他国で実現させられるのでしょう。



…地域での循環型社会はこうして〜 ポイントは二つ

 元々人々は、その地域でそれぞれ自給自足生活をしていたのでしょう。今でも一部にそういった生活をしている方々がいるようですが、お金経済社会が入り込んでくると、段々と世界経済社会の中に取り込まれ、お金を稼いでという生活に変わっていくようです。でもこの結果が貧富の差の連鎖を生み続け、それが紛争の火種にもなっている。この流れを各地域で変えていかないと、循環型社会には変えられず、真に平和な社会にも結びつかない。
 現在エコマネーや地域通貨など、地域活性化の為に、その地域限定の貨幣制度を作る組織が増えてきています。しかし、別に新たな貨幣制度を作るまでもなく、現在のお金が地域通貨的に使われれば、その方が税法などの問題もなく進みます。つまり、お金があまり外部に出て行かない地域社会が構築出来れば、しかも地産地消的な生活が出来れば、衣食住やエネルギーが自然に調和しながら自分達でほとんど自給出来れば、そこに自立した地域循環型社会が出来るのでは。
 また、これもその奪い合いで紛争の元になり、その使用で環境破壊等の原因にもなっている石油を、出来るだけ使用しない生活に変えていくことがもう一つのポイントではないかと思います。
 イラクでは現在もまだ武力的争いが続いていますが、石油へのこだわりがなくなれば、今すぐにでもイラクからアメリカをはじめとする軍隊が撤退していくのかもしれません。
 灯油やガソリンでの使用に限らず、農薬や洗剤、包装品などの日用品にも石油がかなり使われています。一見便利ではあるけれど、石油化学製品は生分解せず、環境破壊(人体破壊)の原因物質にもなっています。石油は、言わばもろ刃の剣のようなものではないでしょうか。
 ですから、循環型社会と世界平和を実現するためのポイントは、次の2点であろうと思います。
 @お金のない社会を作るか、あるいは現状のお金の仕組みを変える。
 A石油に頼らない生活に出来るだけ変えていくことと、石油製品のリサイクル化。

 このようなことを実現させていくためには、新たな技術や発想・
知恵が必要になってくるでしょう。そういったことにセンシティブ
になりながら、地域での生活を徐々に変えていく必要があると思います。



…循環型社会に結び付くものの選択へ

 これまでの「通信」で色々な提言をしてきましたが、例えば繊維でいえば化学合成繊維から、麻の繊維とか、合成洗剤を使わなくしていくとか、燃料電池の普及とか、とにかく自然と調和していくような技術、製品にどんどん変えていくなど、提言した内容を実践に移していくことが、これからの課題になります。
 食べるものから、日用品、電化製品まで、日常のものが循環型社会に結び付くものか検討し、そうでないものを出来るだけ排除して、代替のものにいくことが重要になります。
 生分解するプラスチックや化石燃料に代わるエネルギーなど、かなり期待できる新技術もどんどん出て来ています。かたや今の技術レベルや制度では現状不可能と思われるものもありますが、それは、変えていこうとする人々の信念のようなものが、早急に解決に結び付けていくのではと考えます。



循環型社会に向けての地域発信とその実践 〜 毎年のイベントとその提案事項フォロー活動

 地域全体を巻き込んで、その地域での循環型モデル社会を構築していくためには、それに結び付く情報発信や改革提言と、その提言事項を実現させるための地域活動の実践が必要になります。
 講演会などはそこに集まった人々の意識を一時的に変換させますが、その場限りのことになってしまい、なかなか実生活レベルでの変革にまで結び付かないことが多々あるかと思います。実情は分かったけれど、ではどのようにしたらよいのかという運動にまで結び付かないで、言いっぱなし、聞きっぱなしで終わってしまうということです。
 講演やそのイベントでの内容が実践活動にまでつながる仕組みが出来ていなければなりません。
 そんなイベントを毎年実施しながら、徐々に地域の改革から世界への発信に結び付けたいと考えています。



…龍ヶ崎市を中心とした茨城県南地域での活動を目指す 〜 2005年から

 この「通信」による提言活動はこの36号をもって終了し、そろそろ実践活動に移っていきたいと考えます。「通信」を作り出して3年で終了し、その後は何か形として見えるような活動、モデルとなるような活動を目指そうと考えていました。その3年間でどんな風にしたらよいか情報を集め、多くの方に提言として情報発信しながら、やり方を模索していこうと考えたのです。 
 そして、いよいよ2005年にもうすぐなります。私の住む龍ヶ崎市を中心とした茨城県南地域での循環型地域社会のモデル活動を実践していこうとするものです。そのやり方は…
 
 <地域での循環型社会構築モデル活動の要旨>
 @2005年から毎年循環型社会・世界平和に結び付けるための地域の方を対象にした情報
   発信イベントを開催する。
 Aイベント終了後に多くの人が参画して、そこで提言されたことを実践していけるような仕組み
   作りをする。・・・例えば、提言事項から地産地消型のコミュニティビジネスを興すなど。

 B地域での活動が、他の地域や都市での生活を変えていく機会作りに結び付くようにする。
 C同じような取り組みをする地域が増えるように働きかけると共に、その支援を行っていく。
 Dインターネットその他を使って、地域での実践活動についての情報を世界に発信していく。 
 
 具体的には、まだ模索中ですが、2005年の5〜6月頃に第1回目のイベントを計画中です。
 循環型社会・世界平和に結び付くような情報に関する講演会やワークショップ的なことを土日 の2日間かけてまとめて行い、その場での提言から地域での生活改善につながる仕組みをどうするか現在企画・検討中です。
 そして、毎年恒例のイベントとして開催を定着させながら、実践活動が毎年ブラッシュアップ されていくようにしていくのです。具体的には、今後の動向・新たな発信に注目して下さい。






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