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"エコグリーンシオカワ通信(No.33)"

(2004.8号)

     
■巻頭言 "一体化"


 人は意識的な成長が進むと、分離した状態から全体と一体化した意識に変化してくる!?
 
 でも物質的には、体が他と分離した状態ですので、この感覚になるのは非常に難しい!
 
 「相手にすることが回り回って自分に帰ってくる。」とか。
 「子供は、親の鏡なり。」とか。
 「相手にすることは、自分に対してしていることと同じ」など。
 自分と他者が一体であることを示唆するような表現が色々あります。
 
 しかし、こんな表現が常に語られていても、実際にそれを実生活に生かせていない。
 誰かと言い争ったり、喧嘩したり、自分は自分、相手は相手という感覚が主流です。
 自分と他者が一体であるなどということは、どう考えても理解できない。
 肉体的にも、意識的にも、どうしても、別々のものという感覚から逃れられない。
 
 でも生物、特に人間は、物質性と精神性という2面性があるということ。
 この物質と精神・意識との関係を考え出すと単なる肉体的なものではないことに気付く?!
 物質として目に見えるものは、波動的に捕らえるとほんの一部分に過ぎない。
 触れて存在を確認出来るということも、波動的には、ほんの一部分に過ぎない。
 臭いを嗅ぐ、音を聞く、味わうなども、波動的にはわずかな範囲のものに過ぎない。
 
 これら、人間の五感では確かめられないものが実はたくさんあるのです。
 実は、波動的にみると、それがほとんどのようです。
 つまり人間は、実態として確かめられるほんの一部分のことのみで、全てをみている。
 そして、自分の一方的な見方が全てであるかのように、錯覚している。
 
 だから、自分の身の回りのこと(人)で頭がいっぱいで、そこから抜け出せない。
 しかも、それが全体のほんの一部分に過ぎないことに気が付かない。
 そして、全てが自分を中心にして分離していると思っている。
 そして、五感で確かめられない部分では、実はつながっていることが分からない。
 
 しかしながら、自己の成長とか、自己実現とかを考えたりすることから一歩進むとする。
 そうすると、自分がすることで、何か全体を動かすことに貢献出来ることに気が付く。
 人は一人で成り立っているのではないことに気付き、全体と自己との関わりが分かる。
 そのような意識状態になると、個人的な悩みや周りとのいさかいが問題でなくなる!
 そして、自分が全体と一体化した感覚が芽生えて来ると、スッキリした意識状態になる!!
 

塩川 富士夫(しおがわ ふじお)






 8月に入っても暑い日が続きます。でも今年の夏は、夏らしいなあと思います。
 7月の梅雨明けのとある日、何年かぶりに夕立に遭遇しました。それも2日続きで。
 私は、ここ数年真夏になっても夕立がこないので、この夏らしい気候はもうなくなってしまったのだろうかと思っていたのですが、今年はきましたね。・・・地域によっては、毎年夕立がきていたのでしょうか?
 でも東京のような都会はどうなのでしょうか?午後3時過ぎ頃から、ニョキニョキと黒い入道雲が出てきて、さっと大雨が降り、すぐに止んでしまう、そんな夕立は、暑い夏の日の強力な打ち水ですね。
 




     今回のテーマ:自然農法実践者A 〜 藤代町の「小林一之」さん,「五頭卓三」さん


 前回の「通信」で「自然農法」を実践している龍ヶ崎市の「富塚桂子」さんを紹介しましたが、今回は、そのお隣の藤代町で有機栽培をしている「小林一之」さんと「五頭卓三」さんを取材してきましたので、その様子を紹介します。



…無農薬栽培の完熟トマト

 「小林一之」さんは、お父さんが(今は他界しています)専業 農家をしてこられていたので元々農家なのですが、平日は会社 勤めをしながら、現在は、息子さんと奥さんの3人で農業を行 っているとのことです。

*トマト畑前の「小林一之」さん

 
 栽培しているものは、野菜全般とお米なのですが、その野菜 の中でも特に手をかけているのが、トマト栽培です。トマトと いうとハウス栽培が多いようですが、現在小林さんは全て露地 栽培をしています。ですから、本来のトマトが取れる時期の6月下旬から8月初旬にかけて出荷しています。8月に出荷するものは4月から栽培が始まりますが、もっと早い時期の出荷品は1月に種蒔きをして、3月中頃地面に電熱線を敷いて30℃ぐらいにして育てるそうです。
 
 元々農薬を使ってこなかったので(以前はハウス栽培)、現 在も無農薬で栽培出来るのだろうということです。
 トマトの品種は「麗夏」で、甘味を増すのに完熟させた状 態で出荷するのですが、それでも出荷後長持ちするとのこと です。
 以前は大量に作って市場出ししていたようですが、味を美 味しく作っても値段は同じなので、今は味のわかるスーパー 1社(78店舗を持つチェーン店)の3店舗に出しているそうです。
 
・・・最近ComComにも置いてもらっています。

*枝に付いて熟しているトマト

 
*無農薬栽培のトマトと言われているものでも、実際に農
 薬除去剤の「安心やさい」に漬けてみると、残留農薬の
 反応が出たりするのですが、小林さんのトマトは確かに
 無反応でした。


…1〜3本植えのお米栽培

 「小林一之」さんがもう1つ栽培に手をかけているのが、稲作です。ポット栽培した苗1〜3本を専用の田植え機で植えていくものです(通常の稲作は、8〜10本の束の苗を植えます)。しかも通常の水田よりかなり間隔を空けて(30cm間隔で)植えるそうです。
 13年前の減反政策の時に、何か特徴をということで、有機質肥料栽培を行うようになり、4年前から現在の栽培方法にしているそうです。
 
 この方法で栽培すると、米の粒が大きくなり、うま味も増すそうです。しかも収穫量が1アールの田圃で1〜2俵多くなる(重量で)そうです。また、植える時期は通常5月初旬に終えるようですが、少し時期を遅らせて、4丁2反ある田圃に、今年は5/9から6/20までかけて植えたそうです。稲の場合、1本が38本くらいに分割するそうですが、隣にある通常の田圃と比較すると、穂の色艶や太さの違いなどが良く分かります。この 稲作は完全無農薬とはいかないのですが、初期に1回除草剤 を使うのみで、県の低農薬基準が8ポイント以下のところを 3ポイント位にしいるそうです。
 
*例えば、ダコニール(農薬の名前)は2ポイント,マラソ ンは3ポイントとして計算し、使った農薬毎の数値の合 計が8ポイント以下なら低農薬栽培となる。

*左が1〜3本植えの稲穂、右の通常のものと比較すると穂の勢いが違います。

  
*今年の新米から、ComComでもこのお米を販売した
 いと考えています。どうやら今年は豊作になりそうなの
 で、昨年のような高い値がつくことはなさそうです。


…自家栽培を始めて3年の「五頭卓三」さん・・・種からの栽培にチャレンジ

 「小林一之」さんのすぐそばで約250坪の畑に 色んな野菜を自家栽培しているのが、「五頭卓三」さ んです。自家栽培を始めて3年になるそうで、1番 最初に栽培したものは水菜だそうですが、五頭さん は、この辺では結構めずらしいものも栽培していて、 伏見水茄子、巾着茄子、ペピーノ(ミニトマト)、陸ひじき、赤 カブ、フェンネル、レッドファイヤー(サラダ菜)、ガー デンレタス、スティックブロッコリー、赤ねぎなどが、普通の茄子 やきゅうりなどと一緒にこの時期畑に出来て います。
 出来るだけ種を買ってきて栽培するそうですが、 この辺では手に入らない種もあり、わざわざ京都に行って種を買ってくることもあるそうです。

*出来た野菜を手に取る「五頭卓三」さん

 


…肥料は牛糞、鶏糞、油粕、苦土石灰、消石灰のみ

 五頭さんは、あまり経験がない中で、色んな 方に栽培方法について聞きながら、独自で栽培 を行っているようですが、肥料には牛糞、鶏糞、 苦土石灰、消石灰のみを使用していて、それ以 外のものは使わないそうです。

*色んな珍しい野菜が出来ている「五頭卓三」さんの畑



 除草には、農薬を使わないそうですが、栽培 物によっては、アオムシやヨトウムシ、アブラ ムシなどの対策として、やむを得ずオルトラン という農薬を少し使う場合もあるそうです。
  
 出来れば、一切無農薬で栽培したいのでしょ うが、周囲の畑や田圃では農薬を使っていると ころもあるので、また以前にこの畑で栽培して いた人が農薬を普通に使っていたかもしれないので、現状では多少農薬を使わないと実らないものもあるので、この点が今後の課題になるとのこと。

五頭さんの野菜も、最近ComComの「土日市」で販売しています。珍しい野菜が多く、どのよう
 にして食べたらよいか、五頭さんに確認しながら販売しています。
 かなり、低価格でご提供していますので、どうぞご覧になって下さい。




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