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"エコグリーンシオカワ通信(No.31)"

(2004.6号)

     
■巻頭言 "おかしな常識"


 日常茶飯事常識のように思われていることで変だなと思うことがないですか?
 
 一つ例をあげますが・・・ 特にホワイトカラーと言われる男の人達の中で・・・
 
 真夏の蒸し暑いさなかにネクタイや背広を着ている政治家やビジネスマンなど。
 暑いのにみんな無理をして汗をかきながら、我慢をして外を歩いています。
 しかも、その格好でいられるように部屋の冷房を強くして温暖化を加速させている。
 
 コマーシャルでは、涼しいスーツについての宣伝をテレビでしています。
 暑かったら、背広を着なければいいでしょうに!
 真夏に我慢をしてネクタイを付ける必要がどこにあるのでしょう?
 そう、そういう格好をしていないと、信用がなくなるとその人達は思っているのです。
 (最近は、カジュアルデーとか、ノーネクタイ期間とか職場単位で設定しているところもありますが。)
 
 私が以前勤めていた某電気会社には、こんな「常識」がありました。・・・今は?
 課長職以上の方は、真夏でも背広は当然ですが、ワイシャツも長袖でなければならない。
 白い靴下を履いていたら「ばすかしい」。
 ・・・新米課長職の方は、このように先輩課長職の方から教わるのです。
 
 営業の方は、真夏でもビシッとスーツを着て事務所に訪問してきます。
 それを見て暑そうなので「上着を脱いだら」と私が言うと・・・
 「一度でも脱ぐと、(癖になって)今度は着られなくなりますので。」と応えるのです。
 寒ければ重ね着する。暑ければ当然薄着になります。これって自然ですよね。
 何故、特に男性の方達の間では、不自然なことが一般常識になっているのでしょう。
 
 背広メーカーの陰謀?
 夏でも湿気が少なく、スーツでもそれ程苦にならない欧米の都市の真似?
 第二次世界大戦終了前の日本では、確か真夏には皆、開襟シャツを着ていましたよね?
 ハワイにいたら、アロハシャツでいいですよね。
 日本は比較的四季が明確な国ですから、その国にあった着こなしがあってもいいのでは。
 政治やビジネスの社会でも、日本に合った季節に応じた格好をすればいいでしょう!
 
 仕事中(ホワイトカラー)は「真夏でも我慢をして背広にネクタイは常識」というのは、一例です。
 他にもたくさん、「おかしな(不自然な)常識」があると思いませんか!!
 頭を柔軟にして、考えてみて下さい!おかしいと思うことを変える勇気を出しませんか!
 「アーア、誰か議員の中で、ノーネクタイで背広を着ない人が出て来ないかなあ!・・・覆面はいらないよ」

塩川 富士夫(しおがわ ふじお)






 梅雨の月になりましたが、あまり雨が降りませんね。これも異常気象なのでしょうか?
 最近は、環境問題について多くの方が認識していて、危機的なことを聞いても「もうわかっているよ」といった人たちも結構いると思います。ただ状況は深刻だと分かっているけど、どうしたら良いのかが分からないということではないでしょうか?!
 どうしたら解決につながるのか、自分達に何が出来るのか、真剣にみんなが考えたら、 きっとその方法が、閃きと言う形でみんなの頭の中に浮かんで来る筈です。
 




     今回のテーマ:自然農法 〜 現代農法は、不自然!


 現代の農業では、「害虫や病気を防ぐためには、農薬をまったく使わないで栽培することは難しい。」というのが一般的考え方のようです。自分たちが食べる分を中心に栽培(自家栽培)している場合は、結構無農薬でも栽培できますが、専業農家のように、大量に同一のものを栽培している場合は、とても無農薬では栽培できないとほとんどの農家の方々は言います。でもこの農薬や化学肥料を使った現代農法をこのまま続けていくと、地球全体からみると「まずい」ことになることを農家をはじめ、消費している側も認識し、早急に農業全体のあり方を、自然の仕組みをきちんと捕えたものに変えていく必要があるのではないでしょうか。
 
 自然農法を実践してみると、現代考えられている農業に関する一般常識がくつがえる覆る(くつがえる)ようです。



…自然の状態では害虫が少ない

 自然の状態では、生物の種類が豊かで、野菜や雑草も、害虫や益虫もみんな調和し合って存在しているようです。畑の生態系が良いと、害虫も悪さをせず、同時にその数も減っていくようです。自然農法ではこのような一見不思議なことが起こるようです。生物の種類が増えれば増えるほど、一つの種類の個体数が減っていくからで、実は不思議なことではないようです。
 <分かりやすい例>
 カラタチに集まるアゲハチョウの幼虫はその葉をムシャムシャ食べますが、寄生バチに寄生されたり、カマキリやアシナガバチに捕まったり、小鳥に食べられたりしてしまうため、99%以上成虫まで育たないので、害が少なくて済む。



…農薬を使うとかえって害虫が増える

 農薬を使うと、一旦害虫は全滅します。自然の状態では、野菜−害虫−天敵が共存していますが、害虫がいなくなるので、野菜だけの状態になります。そして、農薬の効果が切れてくると野菜を食べる虫が寄ってきて、野菜−害虫の状態ができます。農家は仕方なくまた農薬を散布します。
 農業は野外で行うため、農薬を撒いても他の場所から虫が飛んできます。野菜しかないところで生きていけるのは害虫だけなので、いち早くやってくるのは害虫なのです。このような訳で、農薬を中途半端に散布すると天敵がいないので、かえって害虫を呼び寄せるようです。 一度農薬を使うと、生態系が崩れ、害虫をそこに増やすことになることがお分かりですか?



…土には浄化作用がある 〜 現代農法はその作用を働きにくくしている

 元々土には汚れたものをきれいにする働き(土の浄化作用)が3つあるようです。
 @ 大き目の汚れを濾過してくれる。
 A 土の中の生物が汚いものを食べてきれいにしてくれる。
 B 過剰な栄養分であるイオンや有害物質を吸着してきれいにしてくれる。
 土の中にはその土壌がおかれた環境に適した生物が暮らしていますが、農薬の散布や地表のコンクリート化や、汚水の増加によって生物たちが、それまでの暮らしができなくなり、その結果多数の生物が死に絶え、単純化してしっているようで、元々の浄化作用を上回る汚染物質がばら撒かれていると言うことです。
 土の浄化作用を取り戻すためには、
 @ 土の中に微生物が分解できない化学物質を撒かないようにする。
 A 農薬などを撒いて微生物を無差別に殺してしまわない。
 B 微生物が活性化するために有機物という微生物のエサを与えてあげる。
 自然農法は、上記の浄化作用を取り戻す農法で、微生物の多い「発酵型土壌」で栽培するものです。



…雑草も栽培に有用 〜 「農業は雑草との闘い」は間違っている!?

 現代農法では雑草を親の敵のように徹底して駆除します。雑草が害虫の温床になったり、作物が雑草に栄養分をとられたりするというのが理由のようです。しかし、良い土を作る方法として「緑肥草生法」と言う雑草や牧草などの植物を野菜と一緒に栽培して、土の肥やしにしてしまう方法があります。
 「緑肥草生法」の効果と考えられるものは以下のことのようです。
 @ 害虫を食べてくれる虫やカエルが畑に棲み着くことができる。
 A 病気になりにくい。
 B 雑草の根が土を耕してくれる。
 C 雑草が新しい土に生まれ変わって、土を再生してくれる。
 D 余分な栄養分を雑草が吸収してくれる。
 E 雑草を刈り敷くことによって、土の表面を太陽や風から保護してくれる。
 自然農法の畑を見た現代農法の農家の方は、草の多さに、そして雑草の中から野菜が出てきていてビックリするようです。細かな説明はここでは省きますが、この方法を実践してみれば分かることでしょう。



…害虫はおいしい健康な野菜を食べている訳ではない

 害虫に食べられる野菜は健康でない弱っているもののようです。美味しいから虫が食べると思っているのは、人間の勘違いなのかもしれません。農薬を使わないで栽培すると、このことが分かるようです。
 近年、野菜の味が悪くなったとか、味がなくなったとか言われるようになったのは、農薬の登場によって、本来不健康な不味い野菜までが収穫されるようになったからかもしれません。農薬と言う「薬」と化学合成肥料と言う「栄養剤」なしには育たない、病人と同じような野菜を食べているのかもしれません。自然の状態にしておけば、病気になっていたか、虫に食べられていた野菜を形だけで判断してよい野菜と思っているのかもしれません。



…虫達は働いている

 自然農法をしていると、土の中でうごめく色んな種類の虫がいることが分かるようです。
 虫達の良い働きを大まかにまとめると以下のようです。
 @ 土を耕してくれる。
 A 害虫の多発を防いでくれる。
 B 野菜カスを食べて土に戻してくれる。
 C 花粉を運んでくれる。
 D 昆虫の死骸が、キトサンなどの有益な栄養分をもたらしてくれる。
 代表的な虫で、ミミズ、ヤスデ、ゴミムシは落ち葉などの枯れ草を食べて分解してくれるようで、この3種がいるところは良い畑の証拠とのこと。農薬や化学肥料を使うと棲めない虫達です。また、現代のトマト栽培では、「トマトトーン」というホルモン剤を人間が散布するようですが、農薬を使うことにより、虫がこなくなり受粉ができないためとのこと。



…自然農法では少量の野菜を多種類栽培する

 ある野菜の近くに他の野菜があれば生態系は豊かになります。タマネギとニンジンは相性が良く、お互いの害虫を抑制し合うようです。反対に同じナス科のナスとトマトは嫌いあうので、そばに植えないようにとのこと。多品目栽培すると以下の利点があるようです。
 @ 生態系を多様に保つため、それによって害虫を防ぐ。
 A リスクの分散、病気が発生しても広がらない。
 B 相性の良い野菜同士を近付けることによって生育を促す。
 C 畑への負担を避ける。
 E 土を耕してくれる。
 
 このように自然農法を試みて行くと、現代農法の大量に同一のものを栽培していくことは、やはり不自然で、地球の将来を考えた場合、もう限界に来ているように思えてなりません。農業のあり方をみんなが真剣に考え、全体の方向性を自家栽培的なものにしていきながら、食に対して豊にしていくための方法を考え、実践していく道を一緒に模索して行きませんか!!
 
… 今回の情報は、「村田知章」著「自然農法を始めました」よりまとめています。
   次回は、自然農法を実践している方の取材報告をしたいと考えています。






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