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"エコグリーンシオカワ通信(No.29)"

(2004.4号)

     
■巻頭言 “今の思いが現実をつくる”


 人は過去のことを悔やみ、今を嘆き、未来に期待するのが常のようです。
 でもよく考えてみると、今=現在を我々は生きているのです。
 常に今=現在が連続しているだけではないでしょうか!!
 つまり、今をどう生きるかが重要、と言うより今しかないということでは。
 
 一般的に人は、こんな風に思っているのではないでしょうか!
 それは・・・
 ◆幸せになりたい
 ◆健康になりたい
 ◆お金持ちになりたい
 ◆長生きしたい
 そう、多くの人が、将来においてこうなりたいと未来のことを思っているのです。
 つまり、今を変えることより、将来をこうありたいと願っているのでは。
 しかし今が変わらなければ、何も変わっていかないのではないでしょうか!?
 
 そして、今の思いが、現在の状態をどうやらつくっているようなのです。
 つまり、「〜になりたい」と思っている限り、それは現実にならない!!
 それはどういうことか・・・。
 それは、「〜になりたい」と思っている自分がそこにつくられるということのようです。
 だから、幸せになりたいと思っていると・・・幸せになりたい自分がそこに出来る。
 だから、今が幸せな自分にはならない。
 健康になりたい人は健康ではない。
 つまり自分でそのように想像(創造)しているのですから。
 
 ではどのように考えたらよいのか?!
 幸せであると思えばいい。病を気にしなければいい。お金は充分と思えばいい。
 そして、精一杯生きればいいのではないでしょうか、今を!
 
 でも、どうしてもそんな風に思えないと言うのであれば、思いを別に向ければいい。
 違うことに、もっと夢中になるようなことに思いを向ければいいのでは。
 世界平和とか。環境破壊のない社会とか。みんなが安らげる世の中とか。
 もっともっと大きなことに思いを馳せたら良いのではないでしょうか。
 でも決して背伸びをしろということではないのです。
 
 大きなことに向け、小さなことでもいいから自分ができることをすれば良いのでは!
  *** 次回は、現実を変えるもう一つ別の方法を書こうかと思います。***

塩川 富士夫(しおがわ ふじお)






 4月の到来と共に桜が満開となり、本格的な春の訪れとなりました。各会社では新入社員が入社したところもあるでしょう。大手企業など、最近は能力主義的賃金制度になってきており、何年勤めても賃金が上がらない人も多くなるのでしょうか?退職後の年金支給もどうなるか不鮮明な中、国民年金支払いを訴えていた当の「江角マキコ」さんが国民年金に加盟していなかったことが問題になっています。今後は消費税で負担をという民主党からの意見もあります。生涯の生活をどうしていくか、特に高年齢になった時の生活の仕方をどうしていくのか、年金というものに頼らないで、みんなが楽しく暮らしていける方法ってないものなのでしょうか?!
 




     今回のテーマ:「大麻」 〜 環境ビジネスへの発展や石油資源に代わる原料に成り得る!?


 大麻と聞くと、=マリファナとなり、麻薬の原料というイメージで「大麻取締法」によって栽培が禁止されている危ない植物という認識が一般的なのかもしれませんが、元々日本では第二次世界大戦が終わるまでは主要産物の一つでした。「麻」と言い換えると印象はかなり変わるでしょうか。この大麻=麻の栽培が、農業と産業を活性化させる起爆剤に成り得ると考える方々もおり、その辺の見地から大麻について今回はまとめてみました。
 



…大麻は縄文時代から栽培されていた

 日本では縄文遺跡から大麻繊維や種子が発見されており、弥生時代には衣服の原料となり、大麻の茎をほぐして得られる麻の繊維は、耐久性・耐水性・通気性に優れ、生活必需品の一つであったようです。麻(大麻)のつく地名・人名は多く、麻が日本人に愛用されてきた植物であることを物語っています。
 大麻は、繊維を取る、紙を作る、そして食料を得る目的で第二次世界大戦前までは、世界中で栽培されていました。一方一般的にマリファナと呼ばれる大麻樹脂は、痙攣や不眠の治療薬として医薬品として売られていました。つまり大麻は、現在考えられているような悪魔の植物ではなく、ごく普通の植物であったのです。
 なぜ、この大麻が栽培を禁止されるような植物になってしまったのか、ここにもアメリカが関わっているようです。



…アメリカ政府は、合成繊維産業(化学工業)を発展させるために大麻産業を壊滅させた。

 1937年に、大麻を市場から抹殺し、林業と合成繊維業界を活性化するためにマリファナ課税法がアメリカで成立し、結果石油や石炭から出来た合成プラスチックが、過去に天然物から作られていた多くの製品に取って代わっていったようです。
 このマリファナ課税法が、その後別の法律にうまく書き換えられてしまったようです。それは、当時、アメリカ南部のメキシコ系住民はリラックスする目的で熱帯産の大麻の葉(マリファナ)を日常的に吸っていたようですが、人種差別的な見地から、マリファナは麻薬のように社会を堕落させる薬物であるとし、白人社会でマリファナが蔓延したらメキシコ人の様な低レベルな社会になるという論調を一部新聞が展開したそうです。その頃既にアメリカでは大麻栽培が行われなくなっていたので、大麻を禁止薬物にしても経済に影響が出ないと判断した麻薬取締局は密かに大麻取締法を国会に提出しました。大麻樹脂を医薬品として使用していた医師や患者から反対が出ましたが、大麻産業自体が消滅していたので、この法案が成立してしまったようなのです。
 第二次世界大戦が終わりアメリカに占領された国々では、占領軍により大麻取締法が制定され、日本でも昭和23年に同法が施行され、大麻を栽培することが出来なくなったのです。



…温帯地方で栽培される大麻では精神作用が起きない

 大麻の利用法は、種子を食料にすることと、茎の繊維を利用する2種類の方法があります。問題の精神作用は、花の部分で出来る大麻樹脂(マリファナ)によって起きるようですが、このマリファナになるCannabis indicaという種類はインドやアフリカなどの熱帯地方で生育する大麻で、熱帯の強い紫外線と日照時間の長さから開花時期が長いため花の部分に大麻樹脂を多く作り出すということです。戦前日本でも大麻が大量に栽培されていましたが、日本でマリファナが吸われていたという話はなく、温帯で生育する大麻には樹脂が僅かしか含まれていないためということです。



…大麻栽培が続々解禁されてきている

 大麻取締法がない中国、ロシア、フランス、ハンガリー、ルーマニア、インドなどでは、ずっと大麻が大々的に栽培されています。インドを除くこれらの国々で栽培される大麻は、規定とされるテトラハイドロカンナビノール(THC)の含有が0.3%以下で、樹脂を多く含む大麻は元々存在しないとのことです。 西側ヨーロッパで大麻を栽培していたのはフランスだけであったので、その生産物をEU内の各国に独占的に販売できたのですが、麻の繊維を家畜の敷き藁として利用していたイギリスの農民により、大麻の栽培を解禁するための運動が起こり、一部農民が集団で大麻栽培を開始したようです。
 イギリス政府は最初に栽培された600ヘクタールの農地で出来た大麻が、フランスの規格である0.3%以下のTHCしか含んでいなかった為大麻取締法で農民を処罰する根拠を失い、栽培を黙認することになったようです。
 この動きを見てカナダ農民がイギリスから大麻種子を買い、最初に20ヘクタール作付けけしました。これはカナダ政府がうっかり種子の輸入を許してしまった為ですが、大麻取締法のあるアメリカに麻の繊維や布を輸出することで、カナダの繊維産業が復活すると考えたようです。
 イギリス政府もカナダ政府もこの大麻が、他の国では合法的に栽培できる大麻樹脂をほとんど含まない種類であった為、栽培を禁止する根拠を失い1998年に大麻栽培を合法化しました。またこれよりも早い1995年に、イギリスで栽培が開始されたのを受けて、ドイツで大麻栽培が解禁されています。オーストラリアとニュージーランドでも2002年に合法化されており、アメリカでは解禁することを問う裁判が行われているようです。



…大麻は手間がかからず、栽培し易く、病気や害虫に強いそれほど肥料も必要としない作物。

 大麻はヨーロッパでは荒れ地に適した作物と言われていて、約110日で成長して収穫されます。収穫期に入ると葉は枯れ落ちて、落ち葉は腐葉土となり土地を肥やすそうです。大麻の根は地中深く張っているので土地を柔らかくしてくれ、土中に空気が通り易くなり、細菌が繁殖し易くなるそうです。収穫後の根はすぐに腐ってしまい有機肥料になるとのこと。大麻は4〜5mにも成長する為、太陽が根元にあたらず、その為雑草が生えない。当然除草剤など必要とせず、むしろ大麻が除草剤の役目をするようなのです。
 大麻収穫後の土地は腐葉土が行き渡った耕し易い柔らかな土で、雑草が生えていない土地ですからすぐに耕して次の作物を植えることができるとのこと。ヨーロッパでは、大麻は冬に植えられることが多く、夏には穀物や野菜などが植えられている。特に豆科の植物を植えると肥料を使わずに土地を肥やしていくことが出来ると言います。日本では稲作が終わった冬に大麻を植えると良いと思われます。大麻は丈夫なので、ある程度成長すると少々の雪でも倒れることがないので降雪地帯でも栽培出来るとのこと。通常密に輪作すると病気の発生が多くなり、地力が衰えて収穫量が落ちると言われますが、大麻と輪作すると害虫や病気の発生が少なくなると共に地力が上がり収穫量も増えるそうです。



…日本での大麻栽培に向け

 日本での大麻栽培は都道府県知事の免許制度になっており、民芸品や伝統品を扱う為ということで少数の農家がいるに過ぎないようです。ただ大麻の産業利用を研究する国際会議も開催されており、種子は食料品、茎は繊維、製紙、建築原料に、種子の部分から取れる油は食用、化粧品、ディーゼルエンジン燃料になります。日本でも、イギリスやカナダで行ったようなことが民間レベルで出来ないものか、解禁のための運動を起こせないものでしょうか!?






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