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"エコグリーンシオカワ通信(No.28)"

(2004.3号)

     
■巻頭言 “「脳内モルヒネ」を出す方法”


 人はある状態の時に「βエンドロフィン」というモルヒネのような物質が脳内から出る。
 そして、この物質が体内に出ることにより、体が元気になると言われています。
 では、どんな時にこの「脳内モルヒネ」が出るのでしょうか?
 
 それはうれしい時に出るようです。
 でもこのうれしいという状態にも色々あるでしょう。
 それは・・・
 ある願いがかなった時。
 スポーツなど勝負事で勝った(優勝した)時。
 一所懸命勉強して試験に受かった時。
 観たかったドラマや映画を観た時。
 海外とかレジャー施設とか行きたかった所に行った時。
 恋人が出来た時。
 などなど・・・。
 
 そして、これらのうれしい時は、自分がうれしい時です。
 人はまず、自分がうれしい状態を作りたいと考えるようです。
 でも、これらのうれしい時とは「別のうれしい時」があるでしょう!!
 それは・・・。
 
 人を助けた時。
 多くの人のために何か役に立った時。
 自分が誰かに信頼され、重要な存在であると思われた時。
 自分がしたことで周りの人から感謝された時。
 などなど・・・。
 
 これらのうれしい時と先ほどのうれしい時の違いは?
 
 それは、自分がうれしいのか、他の人がうれしいことがうれしいのかの違いでは。
 周りの人がうれしい時、それもより多くの人がうれしい時。
 その事に自分が貢献出来た時、人はこの上ない喜びを感じるもののようです!?
 そして、この時に「脳内モルヒネ」が出るようです。
 どうやら、人はこのように作られているようです!?
 
 このことに気付いた人は、「脳内モルヒネ」を出したいと考えなくなります!?

塩川 富士夫(しおがわ ふじお)






 スポーツ界では今アテネオンリピックの予選が多く行われています。そして、そんな中日本の野球チームの監督である「長嶋茂雄」さんが脳梗塞で入院しました。オリンピックチームの監督をしていることで気苦労があり、それが原因であることをみんな知っています。きっとこの監督をしていなければ、このようなとこが起きなかっただろうと思っているでしょう。そう病気は自分の気の持ちようであると、特に多くのストレスが原因であると実はみんな知っているのです。
 でも多くの人が病気になるような働き方や生活の仕方をしているのです。
 何故かなあ???
 




     今回のテーマ:「石油」に代わるエネルギー


 何故イラク戦争が起きたのでしょう。何故アメリカがあんなにもイラクに固執するのでしょう。今の地球世界は、お金によって裕福な生活が保障されるようになっています。そして、その社会の核になっているのが「石油」の存在ではないでしょうか。色々な製品に「石油」が使われ、また主要なエネルギーでもあります。便利快適な生活を実現するために「石油」が多く関わってきました。そしてまた、この「石油」が環境破壊の原因にもなってきました。
 便利快適にしたのが「石油」であり、世界を崩壊に向かわせているのも「石油」ではないでしょうか。真に循環可能な社会と世界平和を実現するには、この「石油に代わるエネルギー」を生み出す必要があるのではないでしょうか。現在の技術の中で代替に成り得るもので、かつ生活者レベルでその実用に向けた取組みが可能なものについて、特にディーゼルエンジン燃料としての軽油に代わるものをまとめてみました。
 



…エステル化燃料

 ディーゼルエンジン燃料として必要な条件は、着火性が良好なことや、粘性が低くサラサラしていることなどです。エステル化燃料とは、粘度が高い植物油などにメタノールと触媒(水酸化ナトリウム)を加えるエステル交換反応(メチルエステル化反応)により作り出されるメチルエステル(ディーゼルエンジン燃料)のことです。・・・この時グリセリンを主とする副生成物もできる。
 このエステル化燃料で有名なのが、東京都墨田区の「染谷商店」です。ここで回収された油から作られるエステル化燃料のことをVDF(ベジタブル・ディーゼル・フューエル)と言っており、 「エステルボーイ」という独自のVDF製造プラントを使って精製しています。これは販売もしており1,500万円程度のようです。
 同商店によると、 「日本人すべてが廃食油を捨てないでVDFに精製すれば、約40万台のディーゼル車を走らせることができます。」とのことです。
 茨城県南の「常総生協」でも一時期、組合員の家庭から廃食油を回収してエステル化し、業務用のトラックにディーゼルエンジン燃料として入れて試験的に走らせ、ゆくゆくはこの回収を事業化しようと試みたようです。しかし、「常総生協」が使ったプラントではゴムパッキンが腐食したり、冬場は燃料が固まったりなどの問題があったらしく、本格事業にはなっていません。また、各家庭からの廃食油を減らす方向に動き出したこともあり、現状は中止状態のようです。
 ただ、「染谷商店」によるとエステル化燃料(VDF)は、
未来型リサイクル燃料
 廃食油を再利用する資源循環型の新燃料です。化石燃料と違って植物油から できているので、植物がある限り持続可能な地球に優しいエネルギーです。
硫黄酸化物が発生しません
 VDFからは酸性雨の原因である硫黄酸化物(SOx)は発生しません。
黒煙が3分の1以下
 呼吸器障害の原因となる黒煙の排出量が軽油の3分の1以下となります。
車の改造一切不要
 市販のすべてのディーゼルエンジン車に使用が可能です。また、車検証燃料欄「軽油」に加え、備考欄に「廃食油燃料併用」と申請し運行できるようになりました。詳しくはお近くの陸運局へお問い合わせ下さい。

ということで、軽油に代わるディーゼルエンジン燃料として充分検討できるのではと思います。
 また、「常総生協」のような問題が起きない、触媒を使わないエステル化燃料の実用化が可能となったとの新情報もあり、更に調査したいと思います。



…菜の花プロジェクトネットワーク

 滋賀県では、琵琶湖の赤潮が深刻化した86年に、原因の廃食油を回収して石けんをつくるという「廃食油のリサイクル」運動が始まり、県下各地の廃食油回収拠点・回収量が増大する中、ドイツでの「菜種油プログラム」に出会ったそうです。
 ドイツでは70年代に世界を襲った石油危機を教訓として、資源枯渇が考えられる化石燃料に頼らない、しかも温室効果の高いCO2を抑える化石代替エネルギーとして、菜種油の燃料化計画を強力に進めていて、98年に(環境生協が)ドイツを訪問した時には、菜種の作付け面積は100万ヘクタール、菜種油からの精製燃料をおくガソリンスタンドが、全国に800カ所も設置されていたとのこと。
 このドイツの取組みに触発され、滋賀県から始まり、日本国内の 幾つもの自治体に広がったのが「菜の花プロジェクト」です。
 「菜の花プロジェクトの狙いは、エネルギーの地域内での循環です。 地域にある資源を利用してそれをエネルギーに変え、そのエネルギー を地域内で利用するという資源循環型の地域づくりをめざしています。 転作田に菜の花を植え、菜種を収穫し、搾油して菜種油に。その菜種油は料理や学校給食に使い、搾油時に出た油粕は肥料や飼料として使う。廃食油は回収し、石けんや軽油代替燃料にリサイクルする。そして大気中に排出されたCO2は菜の花を栽培することで吸収される。
 このようにして、資源やエネルギーが地域の中で循環するのです。
 さらに、養蜂との連携、菜の花の観光利用など、地域内のより広く深い資源循環サイクルへの展望も開かれています。」
とのことです。
 このようなことから平成13(2001)年4月28日、滋賀県新旭町で、全国で「菜の花プロジェクト」を実践している人、関心のある人に呼び掛け「菜の花サミット」が開催され、結果「菜の花プロジェクトネットワーク」が誕生しました。そして、この4月には、茨城県八郷町で「第4回全国菜の花サミット」が開催されます。
 この菜の花から生まれるバイオ・フューエル(BF)が、積極的な脱化石代替燃料化策になるのではと考え、全国各地域の住民による大規模な菜の花栽培へ発展しないかと期待します。



…麻の油

 ヘンプカーという麻の油を軽油の代わりに入れて走らせている自動車があります。
 「ヘンプは、成長が早く、連作が可能で、どんな環境でも育つ植物で、この植物の利用価値は、とても高く、衣類、建材、食品、化粧品、紙、燃料、薬品、プラスチック等の生活に必要な製品のほとんどをつくることができます。このヘンプを利用することによって、農・工業一体となった地域循環型社会を築けば、環境問題だけでなく経済問題も解決することができるでしょう。また日本ではヘンプのことを「麻」といい、縄文の昔より栽培されています。ヘンプの環境価値、経済価値、文化価値を全国各地の方に知ってもらうために、ヘンプカー・プロジェクトを企画しています。」とのことです。但し、麻は「大麻取締法」があり簡単に栽培はできません。
 この麻の油も石油代替エネルギーとして大いに期待できますが、次号ではこの「大麻」についてまとめたいと思います。




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