未来を見据えた環境調和型商品を提供します

"エコグリーンシオカワ通信(No.26)"

(2004.1号)

     
■巻頭言 “個の成長”


 自分を成長させるために、小さい頃から色んなことを勉強します。
 何かを吸収するために、進んでとある研修会などに参加したりする人もいます。
 「若いうちの苦労は、買ってでもしろ」いう言い伝えもあります。
 特定の団体に加盟していて、そこの教義を一所懸命学ぼうとする人もいます。
 
 向上心のある人は、常に何かを求めているように思えます。
 でも何のためにそんなに自分を成長させたいのでしょうか?
 それは、より良い人生を送るためですか?
 より良い人生とは、物質的な豊かさや確固たる地位を築くこと?
 
 そして、個人的成長とは一体なんなのでしょうか?
 
 ある会合に出席した時に、20代の若者が、その会に小さい頃から参加していて、
 ずうっと、そして今でも頑張っていることを主張していました。
 その会に出来るだけ出席して、自分を精神的に鍛えようとしているようでした。
 その会本来の主旨は、個々人の成長から、世界平和につなげていくこと!
 
 宇宙全体とか、この世全体とかが、ある方向に進んでいるように思えます。
 それは、成長というよりは、全体が調和していく、あるいは一つになる方向なのでは。
 ある時点では、大きな分裂や破壊が起きたりします。
 しかし、それも大きくとらえると、その方向に向かうための一時的なものなのでは。
 
 我々は、唯一絶対の世界から、個々に分離した相対の世界に生まれてきたようです。
 そして、死ぬことにより、また唯一絶対の世界に一旦戻るようです。
 そしてまた、再び分離して、この世に生まれてくるようです。
 

 そうした繰り返しの中で、この相対の世界を、分離した状態から少しずつつなげていく。
 そして、最終的には全体が一つになり、相対の世界が唯一絶対の世界になる。
 全ては、この方向に実は進んでいる!?


 
 で、一般的な個人的成長の為の学びは、この方向の中で一体何を意味するのか?
 それは、人間界における物質的充足や地位的基盤を得るためのスキルアップに過ぎないのでは。
 そして、この方向性を考えた時、本来の個人的成長とは何んなのか?
 それは、全体から分離した意識状態を徐々に全体と一体化させていくことでは!
 
 そして、真に調和を図ろうとする人は、個の成長へのこだわりがなくなっている!?

塩川 富士夫(しおがわ ふじお)






 2004年がやってきましたが、昨年末メディアでは、プロスポーツ選手の契約更新のことが多く取り上げ られていました。何億とか、人によっては何十億とかで契約したようです。今の地球の人間界では、ヒーロ ーは、巨万の富を得るようです。お金の独り占めが、多くの貧しい人を作ることになるのに。
 私の考える未来の世界では、ヒーローは、決して富を独り占めするようなことはしません!!! 
 




     今回のテーマ:「共に住まう」ということ


 現在の日本の家庭生活は、少子高齢化、核家族化が進み、小さな家族となってきています。結 婚をしないで独身生活を送り続ける中高年の男女も結構いるようです。また芸能人に多かった離 婚が、今や一般の人達でも珍しいことではなくなっています。益々家族が小さくなっています。 2世帯住宅や別宅を造って、親と同居しないのもかなり前からあたりまえのようになっています。
 しかし、このような今までの流れに逆行するかのように、共同で暮らすという人達もまた出て きています。「共生住宅」と言うようですが、血のつながった家族に限らず、年齢も様々な方々が 一緒に暮らすために、プライベートな部分と共有のスペースが両方あるそんな住宅が出てきました。
 



…コレクティブハウスかんかん森;(株)生活科学運営が事業主体として開発する複合型住居

 日本で初めての多世代・賃貸のコレクティブハウスが東京下町の日暮里の地に誕生しています。
 これは、ファミリーから一人暮らしまで、多世代で多様な世帯が生活できる自主運営型の28 戸賃貸住宅のようで、住戸面積は約25〜63uとバリエーションがあるそうです。
 住戸Aは、約49uの2DK程度の住戸。
 住戸Bは、約37uの菜園に面した広めのワンルーム。
 住戸Cは、約63uのファミリータイプの大きな2LDKの住戸。広いバルコニー付きでガーデニングも可能。
 住戸Dは、約25uの小さめなワンルーム。キッチンは2畳ちょっと。但し、共用の厨房がすぐそばにある。

 

 {「コレクティブハウス」は、個人の自由で自立した生活を前提と しながら生活の一部を共同化したり、空間や設備を共用化することによって、個人や小さな家族だけでは充足 できない、合理的で、便利で、楽しみと安心感のある自分らしい暮らしができる住まいの形です。
 共働きや単身で子どもを育てている親たちや、将来が心配な高齢者にとってはもちろんのこと、子供 達が育つ環境として、また単身者の生活にとっても好ましい集合住宅です。}

とのことです。



…龍ヶ崎市の「グループホーム美里」

 茨城県龍ヶ崎市に最近、痴呆者を対象にしたグループホームができたので、昨年末に見学して きました。
 敷地面積は、654u(199坪)の2階建てで、6畳の洋室個室が16部屋、6畳の夫婦個 室が2部屋、共用の居間や和室が建物の真ん中当たりにあります。台所やお風呂、トイレ、洗面 所は全て共用となっており、共に暮らすという形です。介護スタッフの方が20名程度いて、交 替で勤務しています。正に介護付きの寮といったところです。ここは対象者が限定されてはいま すが、これも「共生住宅」の一つでしょう。一般の人向けに、年齢を問わないこのような住居を この地域で今後造っていきたいものです。

 *左から「グループホーム美里」の外観、1階居間、6畳の居室です。



…平成13年5月に「共生型すまい全国ネット」(東京)が設立

 「共生型住まい」に関わる団体が集まってできた「共生型すまい全国ネット」によると、例え ば、小規模なアパートや住宅などを改造し、個室の居室とともに、住人が集う居間、食堂などの 共有スペースを設ける「グループハウス」や高齢者に限らず、幅広い年齢層で「共生」するコレ クディブハウスは、全国で少なくとも百以上の試みが行われているようです(平成14年12月 の新聞情報)。核家族化で地域の共同体も崩れてしまい、介護や育児がもはや各家庭では担いきれ なくなっているという実情が背景にあり、新しい"地域"を作ろうというのが、共生型住まいの 取り組みには共通してあるとのことです。



…個人の家からみんなの家へ

 自分の家を建てることは、一生に一度の大きなことのように考えられてきました。35年ロー ンを組んで家を建て、一生をかけてその購入資金の返済を行うということが当然と考えられてい ます。ローン返済のために汗水垂らして働き続けるようなものでしょうか。年収の内約4割が家 のために消えていき、その分生活がわびしいものになるのでしょうか。そんなにマイホームって いいものなのでしょうか?
 上記のことが、過去及び現在の家購入についての考え方として、今度は、未来型の家の建て方 というものを考えてみてはどうでしょうか。無理をして資金を工面したり、借金をかかえたりし て自分や家族だけの家を建てるということから、みんなで住む家をみんなで分担・協力して建て るという発想に変えるとどうなるでしょうか!



…みんなで分担して造り・暮らす「共生住宅」

 現在の日本には、色んな方がいるでしょう。例えば…
@お金や土地など財産はいっぱいあるけれど、年をとってからの一人の生活は寂しい
  し、何かあった時にそばに誰かいないと不安であるという高齢者。
A財産と言えるようなものはほとんどないが、体は元気でまだまだ働き続けられる、
  経験も豊富で、オールマイティーに大概のことができる中高年の人。
B若さだけがとりあえず取り得のようなもので、これから色んなことを経験していき
  たいという意欲旺盛な若者。
C小さな子供をかかえ、育児と仕事の両立で大変な比較的若い夫婦。

 このような方々が、「共生住宅」を造って共に暮らそうと考えたとするとどうなるでしょうか? 資金や土地は、家の建築は、日々の生活は、… どうなるか、どうするか想像してみて下さい。



……血縁に関係ない人々が一緒に暮らすためのポイント

 色んな方と共に暮らすには、それぞれの違いを理解することが必要です。元々人は一人では生 きていけません。みんなで分かち合って、お互いを尊重してという意識が全員に必要です。






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