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"エコグリーンシオカワ通信(No.23)"

(2003.10号)

     
■巻頭言 "会社人"〜"社会人"〜"地球人"〜"宇宙人"へ


 私もかつては会社勤めをしていたので、"会社人"でした。
 起きている時間の3分の2は会社にいるか、別の場所にいても仕事のことを考えている。
 余暇の人付き合いもほとんど会社関係の人達ばかり。
 住んでいる地域やその他での活動もほとんど関心がないという状況でした。
 
 とにかく仕事中心に意識が動いていて、いつしか機械的に仕事をこなすマシーンのように。
 こんな生活をしていたら体がおかしくなるのではと思ったら、自律神経に異常が。
 毎日「めまい」のような状態が続く中仕事をしながら、別の世界に目を向け始めました。
 病院等では治らないので、民間療法の色々なものを試してみました。
 そして、会社以外にも意識が向く"社会人"になれました。
 でも、まだエネルギーの使い方が、自分自身にほとんど向いている状態でした。
 
 体の調子が完全に良くならない状況の中で、この世の仕組みについて考えるように。
 人間はどこから来てどこにいくのか。死後の世界とは。なぜ生まれてくるのか。など。
 やがて、何が自分を病気にするのか。人間の意識と体の関係などを考え出しました。
 そのうちに、自分以外のことに意識が向き始めました。
 地球環境、世界情勢、日本の現状、近辺地域の状況、人々の一般的意識状況について。
 そして、自分がこれら全体の中で何が出来るのか考え始め出した時、調子が戻りました。
 ここでやっと"地球人"になれました。・・・「戻ることができました」の方が適切かも
 
 会社勤めをしながら、自分と同じ意識レベルの人達の集まりなどに参加するように。
 日毎破壊されていく地球をどうしたらよいか?多くの人々に気付いてもらうには?
 いつしか、会社での仕事が自分の意識レベルからかけ離れていることに気付きました。
 共生ではなく競争、名目の環境保護・蘇生、出世の為の勉強・教育に興味が湧かない。
 何がやれるか分からないが、会社にいてやりたいことは多分何もないと気付きました。
 
 会社を辞めて、自分が本当にやりたいことを探しながら、思いつくまま行動しました。
 そして、自分の行動を出来るだけ大きな観点から見ていくようにしていきました。
 いつしか、意識は地球の外に出て、宇宙からその様子をふかん俯瞰(ふかん)するようになりました。
 地球全体の様子も自分が"宇宙人"になったように見出しました。
 
 宇宙船に乗って、"宇宙人"として地球の様子を観察しに来たらどう思うでしょうか?
 そして、"宇宙人"として地球のために何か出来るとしたら、何をするでしょうか?

 私たちは日頃、自分やその周りのことで頭がいっぱいです。
 でも、たまには地球の外に意識を向け、宇宙から、自分の行動をみてみませんか!!

塩川 富士夫(しおがわ ふじお)






 10月になり、めっきり秋らしくなりました。収穫の秋ですが、今年の夏の涼しさでお米の収穫量が例年と 比較し7割程度のため、お米の価格は昨年の約3割アップが相場のようです。
 今年は冷夏でしたが、来年以降日本の夏がどうなるか分かりません。ただ、年間を通しては温暖化の状 況のようで、10月4日の朝日新聞に、このまま温暖化が続けば、2060年頃にリンゴとミカンの日本に於 ける主産地が軒並み栽培に適さない地域になると、農林水産省系独立行政法人の研究で分かったということ が掲載されていました。稲や野菜は、栽培時期をずらしたりハウスを利用したりなどで気候変動に対応で きるようですが、果物は対応が難しく、高温に耐えられる品種や栽培技術の開発が必要なようです。環境 の変化に対応できると共に、若いOLなどがしたくなる農業技術の開発って出来ないものでしょうか?
           






     今回のテーマ:"さい帯血"による再生医療  〜 病気やケガの救世主に

 9月28日(日)の午後コミュニケーションハウスにて、「『へその緒の血液{さい帯血}』の 利用方法について」の勉強会を行いました。{さい帯血}に関する勉強会は今回で2度目ですが、 今回はその保管の重要性に特に焦点を当てた勉強会としました。講師をして頂いたのは、前回(今 年の4月)同様、民間企業としては国内で唯一保管施設を持つ「つくばブレーンズ梶vの荻原伸 一さんです。これまでは出産時の廃棄物として扱われてきた{さい帯血}が、実は白血病を始め、 多くの病気やケガの治療に役立つことが分かり、最新の再生医療として注目されていますので、 勉強した内容の報告を兼ねて、この件について紹介したいと思います。



…{さい帯血}とは。

 {さい帯血}とは、「へその緒」や「胎盤」の中にある血液のことです。そして、この{さい帯 血}には、血液のもとになる「造血幹細胞」が豊富に含まれているので、白血病など重い血液疾 患の治療に大変役立ちます。また、骨や神経になる「関葉系幹細胞」、肝臓や膵臓などの臓器に成 長する「内胚葉系幹細胞」も含まれていることが確認されています。つまり不要物として捨てら れていたモノの中に、人体の各細胞を作る基の細胞「幹細胞」が含まれていたわけです。病気や ケガ、老化で傷んだ体の一部を"修復"できる治療として期待される「再生医療」に役立つモノ なのです。



…白血病治療には、骨髄液よりも{さい帯血}を使う方が安全!

 「骨髄バンク」に登録しましょう!とよくテレビなどでその呼びかけを耳にしますが、実はド ナー登録をするということは、自分の身体を危険にさらしながら、骨髄液を抜き取ることに承諾 するということです。背中の骨に注射針を指して骨髄液を抜き取ることは、まかり間違うと半身 不随や命を落とすこともあり得るのです。また白血病の方に合う骨髄液が身内で見つからない場 合は、一致するドナーが現われるまで、長いこと待つことになるかもしれません。
 一方{さい帯血}は、出産の時に必然的に出てくるもので、それを保管さえしておけばいいの ですから、それの採取自体には危険を伴うことはありません。また、白血球の型が完全に一致し ない場合でも(6つある型の内4つ合えば適合)移植できる特徴があります。
 ここで、骨髄液と比較しての{さい帯血}のメリット・デメリットを表にまとめておきます。



 表1:{さい帯血}のメリット・デメリット
    メリット デメリット
危険度 提供者側にリスク・痛みがない       
適合率 100%白血球の型が合わなくても移植可能       
採取量       最大40ml(骨髄液は1gまで可能)
有効性 白血病以外の病気・ケガにも適用可能    
保存性       凍結保存設備に費用がかかる
回復性       移植後の血小板などの回復が遅い


 上記表の採取量については、増殖させる手段が研究されていて、将来的にはデメリットという 程のことではなくなるようです。



…平成10年12月に設立された{さい帯血}保管の民間施設 つくばブレーンズ

 つくば市桜に{さい帯血}保管施設を持つ つくばブレーンズ鰍ヘ、筑波大学との共同研究契約 により技術移転を受け、事業を推進しています。鉄骨2階建て、建築面積841.4uの施設には10 万人分の{さい帯血}が保管でき、年中無休で、24時間出産時に病院から急送する体制を確立し ています。保管には、国際的にも通用する高いクリーンルームや、マイナス196℃の液体窒素を 使った低温技術を用いています。
 赤ちゃん本人やその赤ちゃんと血縁関係にある人のための保管費用は、最初の10年で 30万円、その後も引き続き保管していく場合は、1年につき1万円で更新できるようです。
 施設内見学についても、年中無休で受け付けていますので、
是非見学されることをお勧めします。



…2〜3万種類の{さい帯血}収集で日本人の8割に適用!

 他人の「幹細胞」から作られる臓器や組織は、拒絶反応を起こす心配があります。しかし、2 〜3万種類の{さい帯血}を収集すれば、日本人の8割には拒絶反応が出ないような体制が作れ るようなので、10万人分の保管ができる つくばブレーンズ鰍フ施設が満杯になれば、日本人の ほとんどの方に適用可能ということになるでしょう。



…将来は、身体のあらゆる部位を再生できるかも!

 {さい帯血}に含まれる「幹細胞」は、身体の細胞を作っていくモノなので、現在有効性が認 められている白血病治療以外にも、多くの可能性があります。骨や神経、臓器も再生できること が期待できることから、将来的には、ガンや心臓病、脳への最新治療にも、盲人や聾唖者に光と 音を授ける役割にも、火傷やシミ、そばかすを癒す美容面にも、増毛や歯にも、もしかすると、 地雷などでなくなった手足を再生させるという、夢のようなことが現実のものになる可能性も秘 めています。



…国認定10の{さい帯血}バンクに保存される12000パック

 今年の1月の読売新聞によると、国認定の10バンクに保存されている{さい帯血}のパック 数は12000を越え、このバンクを介して800例以上の移植が行われているとのことです。骨髄移 植と比べると実施例がまだ少なく、長期成績が明らかになっていないということですが、骨髄移 植との治療成績を比較すると次の表のようになり、{さい帯血}の方が好成績のようです。



 表2:治療成績比較
    さい帯血移植 骨髄移植
慢性期から急性期に移行したり、再発したりした治療が難しい
高危険群の生存率
60% 25%
標準危険群の生存率 100% 60〜80%


…茨城県内にもバンク設立を!

 これまで述べてきた{さい帯血}の有効性、可能性から、今後つくばの施設をもっと有効に活 用していくために、茨城県内に{さい帯血}バンクを設立しよういう動きが県議会の方で出てく るようです。民間施設と県行政のタイアップにより、他のバンクよりも積極的な働きかけをして、 急速に{さい帯血}保管量を増やせたらと期待します。
 つくばブレーンズ鰍フ現状の保管量はまだ200程度で、まだまだ多くの{さい帯血}が捨てら れている状況です。出産の時には、{さい帯血}を保管するのが当然という流れにしていくために、 龍ヶ崎コミュニケーションハウスとしても、「茨城県{さい帯血}バンク」設立とその運営に貢献 していきたいと考えています。






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