未来を見据えた環境調和型商品を提供します

"エコグリーンシオカワ通信(No.22)"

(2003.9号)

     
■巻頭言 1対8対1


 微生物の世界では、善玉菌と悪玉菌と言われるものがあります。
 (…悪玉菌とは、腐敗させていくようなもので、善玉菌は、その逆と考えれば良いでしょうか。)
 そして、その場でどちらが優位にあるかによってどちらにでも変わる日和見菌がいます。
 この善玉菌・悪玉菌の比率が、現在の地球上では、約1割ずつと聞いたことがあります。
 つまり微生物の世界では、善玉菌・日和見菌・悪玉菌が1対8対1の割合になる?
                          
 そして、地球上の多くが相似になっていると仮定すると、人間界も同様なのでは!
 善玉的な人と悪玉的な人が約1割ずつで、日和見的な人が約8割。
 でも、微生物の世界が1対8対1だから、人間界が同様な比率なのではなく、
 地球上の人間の集合意識に比例して、他のものが同様な比率になっているのでは!?
 だから、人間の集合意識が変化すると、この地球の状態は変わっていくのでは!?
 
 で、善玉的な人とは、
 世界平和を求め、みんなが調和していく方向に積極的に行動していくような人。
 悪玉的な人とは、
 戦争やテロや侵略などを企てたり、暴力的とか、罪を犯したりなど、他に害を及ぼす人。
 日和見的な人とは、全体の流れに身を任せているような人で(でもこれが一般的)、
 何か事が自分の身に振りかぶって来た時に、やっと動き出す人達。
 積極的に争いや罪を犯したりはしないが、特に平和的な行動も積極的にはしない人達。
 
 環境のことで代表的な温暖化の問題ですが、対1990年比で6〜8割のCO2削減が必要。
 これの意味するところは、日和見的な人達を動かさないと削減出来ないということでは。
 
 積極的に世界平和や世界の調和を望み、その行動を起こしている方たちはかなりいます。
 でも、もしかすると、それらの人達は全部集めても1割程度なのかもしれません。
 (…20世紀終わり頃に何らかのことで、覚醒とか気付きとかが起きて、意識変革された人々など。)
 
 そして、今後この世界が崩壊してしまうのかの鍵を握っているのが、実は8割の人達!
 この8割の人達が動くこととはなんなのでしょう?
 お金儲け、娯楽・快楽、レジャー、アート・ファッション、健康・癒しに関すること!?
 (・・・個人的な趣味趣向や損得や自己の保身に直結すること!?意識変革を簡単にはしないでしょう!?)
 
 もし本気で善玉的な1割の人達が、世界平和と循環型社会を実現させたいと思うなら、

 この8割の人達を動かすようなことを考え・実行しないと破壊は止まらないかも。
 この8割の人達は、講演会やデモ集会や意思表明の署名などでは動かないかも。
 今までの考え・行動から、角度を変えた取り組みにそろそろ変えないと!

塩川 富士夫(しおがわ ふじお)






 近年には珍しく暑くない8月が過ぎ、秋らしくない9月がやってきました。年々季節感がなくなってくるよう に思っているのは私だけでしょうか?
 こんな中、自民党の総裁選挙のことで政界は慌ただしいですが、誰がなってもそんなに変わらないだろ うとほとんどの国民は思っているのではないでしょうか?お金経済と政治はどうも連動しているようで、お金 経済の行き詰まり=政治の行き詰まりということでしょうか?今後は生活者が自ら動く・変える時代です!
           






     今回のテーマ:環境を良くする洗剤  〜 ドイツ生まれの「緑の魔女」について

 化学合成洗剤が主流の現在、これを使うことが環境破壊につながるので、「脱洗剤」ということ で、できるだけ洗剤を使わない生活をしましょうと言ってきました。しかし、家庭その他で洗剤 を使うことが当たり前の意識となってしまっている状況で、7割は水で落ちますからとか、アク リルタワシ、スポンジの裏についているパットで落ちますなどと言っても、特に積極的に環境に 配慮した生活をしている方を除き、一般の方たちには馴染まないようです。それほどまでに、T Vコマーシャルなどによって「洗剤で」という洗脳がなされてしまっているようです。
 ならば、いくら使っても環境を破壊しない、そして使うほどに環境を良くするよう洗剤があれ ばいいのです。そんな「夢のような洗剤」?をご紹介したいと思います。



…環境先進国ドイツの多くの方たちが使っている洗剤「緑の魔女」

 コムハウスショップ「いこいのDOMA」で販売していて、徐々に売れ出している「緑の魔女」 (ドイツ名:GRUNE HEXE(グルーネ・ヘクセ))という洗剤について、本当に環境にいい のかを、そのメーカーで、茨城県龍ヶ崎市のつくばの里に工場を持つ「ミマスクリーンケア梶v に直接行って伺ってきました。対応してくれたのは、専務の阿部さんです。
 製造は自社で行っているのですが、その製法については、ドイツのBBT社という微 生物に関する研究・開発をしている会社から特許使用権を取得したものとのことです。 この洗剤の成分については、以下の他メーカーとの比較表の通りです。


 表:「緑の魔女」と他メーカー洗剤の成分比較
商 品 標準使用量 界面活性剤 成 分 名
   商 品 A 水1gに対し0.75ml   43% アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム
ポリオキシエチレンアルキルエーテル
脂肪酸メチルグルカミド,(液性:中性)
   商 品 B 水1gに対し0.75ml   41% アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム
アルキルアミンオキシド,アルキルグリコシド
ポリオキシエチレンアルキエーテル,アルキルベタイン
脂肪酸メチルグルカミド,安定化剤,粘土調整剤
   商 品 C 水1gに対し0.75ml   40% 直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム
ポリオキシアルキレンアルキルエーテル,安定化剤
緑の魔女 キッチン 水1gに対し0.6ml   20% ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸エステルナトリウム
ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン
パール化剤,安定剤,生分解促進剤

 上記で界面活性剤は、「緑の魔女」は植物系であり、さらに20%ということで、約1週間でほ ぼ生分解できるらしいのです。しかし、他の場合は生分解に時間が掛かるので残留してしまうと いうのです。そして、この中で注目してほしいのが、生分解促進剤(グロースファクター)で、 詳しいことは秘密ですが、要するに微生物を元気にする物質なのだそうです。つまり、この洗剤 を使った排水を流すと、水で薄められた液がパイプ中の汚物を食べて生息するバクテリアの栄養 源となり、バクテリアを活性化し急速に増殖するので、パイプの中などをきれいにする効果があ るのです。



…5年前から輸入販売,3年前から製造販売

 日本には洗剤メーカーが185社あり、ミマスクリーンケア鰍ヘ販売量で20位くらいの会社 とのこと。日本で無リン洗剤を初めて作ったのがこのミマスクリーンケア鰍ナすが、この日本で の位置づけとか無リン洗剤の先駆け的会社であることが、ドイツBBT社に製造特許を売っても らえる要因になったらしいのです。大手洗剤メーカーは、環境より利益ということの認識なので しょうか。



…販売量が増えてきた場合の原料の確保は?

 米国をはじめ、ヨーロッパでは、環境保護の先進国オランダや、北欧のデンマーク、スウェー デン、ノルウェーで販売されているようです。また、現在日本での販売量は、月に5万本程度と のこと。有名店では、東急ハンズで定価(400円)の1割引プラス消費税で売られており、最 近渋谷のランキン・ランキン(注目商品を置く)という店では、なんとトップにランクされたとか。 でも、このまま販売量が伸びて、製造数が大幅に増加した時に、界面活性剤の主原料であるヤシ 油が賄えるのかという疑問が湧きます。当初いいものが、製造量が増えることにより粗悪な物に 変わっていってしまうということも多々あるものです。
 この辺のことについて、阿部専務の見解は…
 ヤシは東南アジア、特にマレーシアで多く生産されているようです。元々洗剤はヤシ油を使っ て作られていたのですが、製造の手軽さなどから、石油系の化学洗剤に変わってしまい、東南ア ジアでは、折角のヤシ生産の仕事がなくなって、日本のお米同様減反になったとのこと。ですか ら、今後ヤシ油洗剤が世界の主流に戻ったとしても、逆に東南アジアなどでの職作りの一役を担 うことで喜ばれることこそあれ、ヤシに関しては、それら地域の大量の植林伐採による環境破壊 に結びつくようなことはないだろうというのです。



…更にぞくぞく新製品が!

 この「緑の魔女」製品はいままでは、キッチン、トイレ、バス用の容器 入り420mlのものと、5gの業務用だけでしたが、最近新製品が出されました。
 まず、詰め替え用のビニール袋入りがキッチン用に限り出来ました。 また、洗濯用と食器洗い機専用洗剤も新発売されました。
 更に、今後の展開としては、カビ取り剤などの洗剤に、このグロースファクターの配合された 製品が出てくるかもしれません。これは消費者の要望が多ければ多いほど、どんどん実現してい くものなのではないかと期待します。



…そして更に10倍の効果がある洗剤が発売になる!

 現在の「緑の魔女」製品は、微生物を増殖させるための促進剤が入っていますが、近年の環境 は、その有用な働きをする微生物自体が減ってきているというのです。そこで、この有用な微生 物を培養して、その洗剤の中に入れてしまったものが、今年の4月からドイツで発売になったと のこと。これは、汚れ落ちの速度でみれば「緑の魔女」の約10倍とのこと。販売しているのは、 GRUNE HEXEと同様ORO社(ドイツの洗剤メーカー)とのこと。製品名は、「Bio A bflussRein−Pulver」というそうです。但し、これはパイプクリーナーに限定 されたもので、界面活性剤もほぼ"0"とのこと。元々ドイツでは、このパイプクリーナーにつ いては、界面活性剤が1%未満という規定があるようです。
 日本では、微生物培養設備を作ってからで、来年3月頃から販売したいという意向があるよう ですが、設備開発を伴うものなので、いつ頃発売になるか現状でははっきりしないようです。



…日本で「緑の魔女」旋風が起きる!

 洗剤は、家の中はきれいにするが、地球環境は汚すものというのがこれまでの常識でしたが、 この「緑の魔女」の出現によって、そんな常識が一変するかもしれません。
 ミマスクリーンケア鰍フような中小メーカーが、日本の大手洗剤メーカーの製造製品を無リン 化させたように、また変えることに期待したいです。さあ「緑の魔女」よ、吹き荒れなさい!






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