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"エコグリーンシオカワ通信(No.17)"

(2003.4号)

     
■巻頭言 "脱 〜 "


 田中長野県知事の「脱ダム」のように、他にも脱した方がいい?と思うものがあります。

 既に解説済みの、脱合成洗剤…通信No.16を参照して下さい。
 脱化学物質(全てとは言いませんが)…一見便利ですが、色々な病気の原因でもあるのでは。
 脱原子力発電…日本の原発は、もう既にほとんど稼動されてないようですが。
 脱火力発電…CO2が排出されない発電方法への早急の移行が必要。燃料電池等に期待!
 脱石油…石油を使わない時代が来たら、争いや病気がほとんどなくなるかも。
 脱ゴミ焼却…ゴミ処分方法の抜本的改革が早急に必要。新技術は出て来ているのですから。
 脱使い捨て…大量生産・大量消費・大量廃棄の時代はもう終焉へ。
 脱過剰包装…きれいと言う以前に、過剰なものは無駄そのもの、ゴミを増やす元では。
 脱ファーストフード…楽ですが、今後はスローフードを多く求める時代が来るかも。
 脱都会…自然が、資源が、土地が豊富な地方生活へ、または都会の改造へ。
 
 他には、どんなことから脱していった方がいいと思いますか?
 
 私が目指したいのは、「脱マネー」ですね。
 今のお金経済から、別の経済社会にソフトに移行出来たら、真に平和な世界になるのでは。
 これは難しいこととは思いますが、みんなが望めば出来ると思うのですが。
 今は、ほとんどの人が、そんなことは出来ないと思っているか、考えていないでしょう。
 悩みの種であるにも関わらず、それを求め続けている。お金で幸せ・平和は買えないのに。
 
 そして、もうそろそろ「脱アメリカ」を真剣に考えないですか?
 日本人はこれまで、アメリカを意識し、アメリカの後を追いかけてきました。
 アメリカが進んでいて、日本は遅れているかのように洗脳されてきたのでは。
 
 日本はアメリカと同盟国の関係と言われますが、実質的には従属国なのではないですか?
 ですから、今度のイラクとの戦争も最初から「支持ありき」の理由付けに終始しています。
 対等な位置関係になく、独自の意見を率直に言えない状況ですよね。
 
 世界の6%の人たちが、世界の6割の富を所有し、それが全てアメリカ人とのこと。
 こういった人たちが、今の資本主義社会を維持して、自分の利権を保ちたがっている。
 そしてそれが、世界の中に貧困社会層を作り出している。
 一部の人達に多くの富がいくことが、多くの貧しい人達を作ることになる。
 これが今の資本主義経済社会であり、アメリカンデモクラシーの本質ではないでしょうか。
 
 今回のイラクに対するアメリカの対応で、上記のことが鮮明になってきたと思います。
 政府・行政人や企業人としては、アメリカに反旗を翻すことはできないかもしれない。

 でも「生活者」の立場からなら、言いたいことが言え、「脱アメリカ」が出来るはずです!

塩川 富士夫(しおがわ ふじお)






 やっと暖かくなってきました。
 温暖化の影響なのか、真冬でも昔に比べると寒さは柔らかい感じがします。 今年の春も例年に比べ暖かいという気象予報がよく聞かれるのかと思われます。 しかし、これ以上暖かくなるのはマズイですよね。個人的には温暖な気候は うれしいのですが、もうここで止めましょうよ!
           






     今回のテーマ:真に環境を破壊しない生活をするには 〜 持続可能な社会構築に向け

 3月の勉強会は「ネットエコライフを考えよう!」というテーマで議論を行いましたが、その 報告も兼ねて、「生活者・消費者」の立場で足元の生活を見直し、実際に環境を破壊しないか、あ るいは蘇生可能な状態の生活に変えていくための実践方法について、その第一歩を記述しておき たいと思います。



       〜 3/23(日)のエコロジー勉強会報告 での提言 + α 〜

…循環社会をつくる主な主体ごとの内容

 NPO法人環境文明21代表で、環境文明研究所所長の「加藤 三郎」さんが、その著書『「循環 社会」創造の条件』(日刊工業新聞社,2002.12改訂)で以下の記述をしています。



表:循環社会をつくる主な主体ごとの内容
視  点 主  な  内  容
主体 (1)生産者
・流通者
長寿命製品、分解分解・再生利用可能商品の開発。モノによっては、
 製品の引取・回収。               
・製品の成分・ライフサイクル・エネルギー使用量などの情報表示。               
・有害となる物質の製品への混合は原則禁止。               
環境に配慮した物流。                                    
消費を促すだけの広告の自主規制(環境広告への転換)。               
・食と農業のルネッサンス。
(2)消費者
・生活者
・環境負荷の少ないモノを、必要なだけ、環境にやさしいメーカー、
 商店などから買う(グリーンコンシューマー運動)。
・自らの生活の、環境負荷の低減に努める
・持続可能な社会をつくるにふさわしい政治や政党を選ぶ。
(3)NGO ・市民性・専門性をもって長期視点からの問題提起や政策提言。
・学習や情報交換の場の提供。
(4)政治
・行政
・上記の諸施策の実施が可能となるよう諸制度の改革(特に、税制改革、                
 政治・行政の責任体制の確立)。
・情報の開示の徹底。議員立法。


 上記表の特に太字・下線付きの部分に注目してほしいのですが、循環社会にしていくためには これらのことが必要とのことです。そして実際にこれらを実施したならば、どう考えても今のお 金の流れの停滞が加速していくと思います。つまりモノが売れない・流通が少なくなるということです。
 私が常々考えている通り、今の経済社会と環境は両立しないということになります。やはり新 しい経済・新しい流通の仕組みが必要になってくると思います。



…マネーを駆逐させよう!積極的に。

 現在でも、既に今のお金社会は行き詰まっています。日本の失業率は約6%になり、今後も売 れないという現象が加速化され、更に働き口がなくなっていく状態が酷くなりそうです。またイ ラク戦争が長期化すれば、石油等価格が高騰し、そして特に日本では、イラク復興資金に関する 国の負担から税金等が何らかの形で上がる可能性大です。つまり今のお金社会は更に行き詰まっ ていく方向です。もしかするとこれが自然の流れなのかもしれません。今のお金社会は遅かれ早 かれ潰れるということかもしれません。流れに逆らってもどうにもならないなら、守るのではな く、逆にその流れに乗って、「積極的にネマーを駆逐させるようなことをやっていこう!」という ことが私の提言なのですが、過激すぎますか?



…今のお金社会を守ろうとするとどうなるか。

 今のお金社会を守ることは「流れに逆らうことになる」ので、それを続けると色んなハードな ことが起きるのではないでしょうか。

<予想される現象>
■モノが売れない → ■働き口の更なる不足・収入減少・増税等による支出増加 → 
■無理な商品開発・無理な販売・余計な公共事業実施 → ■重傷的な環境破壊 → 
■食料不足 → ■世界的な争い → ■国家崩壊 → ■今のお金が通用しない社会へ

 他にはどんなことが考えられますか?上記の予想はちょっと強引かもしれませんが、起こり得 ないことではないでしょう。



…具体的にはどう対処していけばよいのか。

 もし仮に、どんなことをしても今のお金社会が崩壊していく方向であるとするなら、「お金に 頼らなくてもいい生活方法をできるだけ早く実践していく」というのが対処方法になるのではない でしょうか。要するに、出来るだけ自分達で衣食住を賄っていくというのが当然の具体策になる でしょう。これがソフトに次の社会にシフトしていく方法なのではないですか。 例えば、目標を現在の半分くらいの収入で暮らせるように設定し、そのために、(1)着る物,(2) 食料,(3)住まい,(4)エネルギー,(5)ゴミの処分 などに関してはどうするか考え、その対処方法 を実践していくことになります。(1)から(5)以外にはどんなことを考えたらいいでしょうか?



…ネットエコライフ(仮称)を考え・実践!

 ネットエコライフ(仮称)とは、今のお金ではないお金(エコネマーなど)での流通を地域毎に狭い 範囲で行い、お金への依存率を下げることにより、真の循環型社会を形成していこうというもの ですが、今回の議論の中で、そのコンセプトは何かという質問がありました。また、2005年当た りからその実践に入ることを目標にと言う私の提案に対しては、もう既に始まっていると考えた 方が良いという意見もありました。そこで、最後に私なりにこの辺のことをこの通信でまとめ、 次回の勉強会で議論して確立したいと思います。


ネットエコライフ(仮称)のコンセプト
・・・ 現状の崩壊型社会から蘇生・循環型社会に変換するために
(1) 地域における生活者・消費者という立場からできる取り組みを考え実行する。
(2) 個人的な取り組みではなく、多くの方々とのネットワークを組んだ共同作業を行う。
(3) 物の流通や人的労働の相互提供に関しては、現在のお金を介さない方法を実践する。
(4) 衣食住に関して、出来る限り環境と調和した方法、技術について探求し、その利用を図る。
  (基本は、地産地消・身土不二の生活方法で、流通に於ける省エネを図る。)
(5) 単なる意識的変換を求める活動ではなく、外から好意的な形として見える活動にする。


…次回の勉強会は7月;遠くからの人は泊まれるようにし、スパンを長くして行います。

 次回の「ネットエコライフ(仮称)を考えよう」の勉強会は、7月の第4土曜日を予定しています。 午後3〜4時頃から始め、泊まれる人はそのままじっくり議論してもらおうかと考えています。 ですから、興味はあるけど都合でいままで参加出来なかったという人も、今度は、スパンが長いで すから、自分が参加できる時間帯に来て頂き、自分の考えをとにかく述べてほしいと思います。 遠方の方は泊まれる準備をしてきて頂ければと思います。

さあ、みなさん7月にご集合下さい!

 そして、その時の議論を踏まえ、正式名称やコンセプト、今後の具体的実施方法などを決めて いきたいと思います。






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