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"エコグリーンシオカワ通信(No.14)"

(2003.1号)

" 欲 "について

巻頭言

 人は、みんな色々な欲を持っています。
 その中で、元々生まれながらに持っている本能的な三大欲求があります。
 それは、食欲、性欲、睡眠欲で生理的欲求と言われています。
 これらは、人間である以上基本的には取り除けないものでしょう。

 でも、これらとは別に物心ついてから持ち出した欲求がたくさんあると思います。
 あなたは、どんな欲を持っていますか?
 金銭欲、名声欲、利権欲、独占欲、所有欲 etc。
 他にもあるでしょう。例えば、自己実現欲求とか。〜マズローの欲求五段階説の最終欲求。

 マズローは、欲求には段階があって、満たされることにより次の段階に進むと言います。
 第一段階の生理的欲求が満たされると、自分を危険な状態から回避させたいと思う。
 その次に世間から認められたいという欲求を持つようになる。
 それも満たされると、何かの組織に加わっていたいという欲求を持つ。
 そして、最後に自分がこうなりたいという自己実現の欲求を持つようになるというのです。

 しかし、私はこれら欲求が常に満たされた意識状態はないと思っています。
 確かに食べ物が満足にない暮らしの人は、食べたいという生理的欲求でいっぱいでしょう。
 しかし、一旦満たされた状態になっても、常に前段階の欲求も持ち続けると思います。
 だから、"人間は欲望のかたまりである "ということになるのでしょうか。

 果たして人間の欲とは、尽きる事がないものなのでしょうか?
 人間には元々108つの煩悩があると言われています。
 でも、全ての人が本当にこんなに欲を持っていたら、生活するのに大変でしょう!
 私は、こんな風に思います。もし全く欲がなくなったら楽だろうなと。

 全く不思議ですが、世の中には仙人のように食べない人や、眠らない人もいるとか。
 人間の本能的欲求まで克服してしまった人がいるとは、事実なら驚きです。
 しかし、これらの本能的・生理的欲求は現実的・一般的にはなくせないでしょう。
 でも、それ以外の欲求というものは、ある程度克服できるのではないでしょうか。

 今の人間文化の全体意識がこれらを持ち続けることで成り立っているのでしょう。
 そして、次の文化になったら、つまり全体意識が進化したら欲望のあり方が変わる。
 それは、個別化した意識・個別化した生活からの開放・脱皮を意味するのでは!!

塩川 富士夫(しおがわ ふじお)






 2003年明けましておめでとうございます。
 さあ、今年はどんな年になるでしょうか?2002年に色んなことが起きたので、もう今年はその延長以外には、それ程のことは起きないのではという気もします。
 アメリカを中心とした武力紛争が起きないことを祈念して新年を迎えました。
           






今回のテーマ:「ネットエコライフ」を考えよう! 〜 12月の勉強会報告から

 昨年12月22日(日)の「エコロジー勉強会」において、やっとエコグリーンシオカワが本 題とするテーマの議論ができました。今回は、この勉強会の内容について、そして、そこでの意 見を基に今考えることについて大きく取り上げて述べたいと思います。



…勉強会前段のミニ講演 〜 なぜ「ネット自給生活」なのか!

 この通信のNo.7において、私が提唱する「ネット自給生活」について触れました。
 自給自足と言うと、どうしても個人や一家族で人里はなれた場所で孤立して生活していくというイメージが付いてまわり、とても一般の多くの人たちが早々に実現できる生活方法ではないと思えます。ですから、もっと幅広く多くの方々を巻き込んで環境を破壊しない生活をしていくには、という意味から考えたものでした。
 そこで、この内容やこの考えに至った経緯について、勉強会前段のミニ講演という形で発表させてもらいました。… 詳細は、通信のNo.5〜7をご覧下さい。
 私のようなサラリーマンをしていたような人間がお金にあまり依存しないで生活していく方法としては、どんな方法があるかということから考えたものです。



…今世界で起きている問題の真の原因は?

 ミニ講演の最後の方で、世界で起きている問題の真の原因がどこにあるかということについて、私なりの考えを述べました。
問題 … @絶えない争い・犯罪        根本原因 … 今の経済システム
      A過度な競争意識                       &
      B貧富の差                      今の文化の全体意識
      C病気・ストレス…安らがない思い
      D過酷な労働                                                                

 そして、この解決策として、この経済システムの変更と全体意識の改革が必要であると説明し ました。しかし、これをどうやるのか? この対策が「ネット自給生活」ではないだろうかとい うのが私の説明でした。@できるだけ多くの人と、Aみんなができることで、B多くの人にアピ ールできる方法。… 多くの人が「お金への依存率を下げ」「お金での流通を減らす」方法



…議論のテーマ 〜 @経済的安定ってあるの?(個人的レベルで考えないで!)

 私たちは皆経済的に安定することを求めていると思いますが、その安定というものがあるのか ということで集まった人の考えを聞いてみました。結論としては「ないだろう」ということでし たが。ここでは「個人的レベルで考えないで」というのがポイントなのです。つまり全ての人が 経済的に安定することなどありえないのです。日本の経済が安定することは、どこかに貧しい国 をつくることなのです。でも皆なかなかそういった観点では考えられてないようでしたが。



…議論のテーマ 〜 A経済破綻がいつか来るか?(手を拱いていていいの?)

 「経済破綻が来るか」というテーマでは、もう既に日本経済は破綻しているという意見でした が、私がこのテーマで意味していたことは、世界的にお金があってもどうにもならないような、 お金の価値がなくなってしまうような、つまり世界的な経済的破滅が起きないだろうかというこ とを問いたかったのです。このまま行くと自然発生的にお金の価値がなくなる日が来るのではと いう意味なのです。しかし、この場合相当に厳しい生活を強いられることになり、当然世界的な 食糧不足を伴うでしょう。でもなかなか世界全体に意識が向かないようでした。
 何を言いたいのかというと、「自然発生的にお金の価値がなくなる日が来るのを、手を拱いて 待っているのではなく」「自ら積極的に今のお金をなくしていきませんか」という提案なのです。
 経済的にどんどんおかしくなってきて、いつか今のお金社会が潰れると思えませんか?



…議論のテーマ 〜 B今後何が起きると思うか?(それは何年後?)

 このままの状態でいくと、「世界的にどんなことが起きると思うか」というテーマについては、 みなさん、どちらかというと楽観的で「大したことは起きないだろう」というのが大勢でした。
 実は、私自身も大したことは起きないのではないかと思っているのですが、それは「世界的に 積極的に変えていこうという流れが起きること」が前提なのです。このまま傍観者的にみんなが 眺めていて、今の社会を変えなくてもいい、あるいは変えたくないと思ったら、おそらく大変な ことが起きるのではないかと思っています。それは現在、地球全体の方向が崩壊に向いています ので。よーく見るとわかるはずなのですが、なかなかよーく見ることができないのですよね。



…議論のテーマ 〜 C真の世界平和・循環型社会を形成していく方法は?
           (待つのではなく、自ら積極的にできること!)

 最後に「真の世界平和・循環型社会に向け、自分達生活者のレベルでできることは何か?」と いうことで議論してもらったのですが、はっきりした答えは聞けませんでした。
 おそらくこういったことで考えたことがないのが、一般的でしょう。ですからこれについては 今後みんなで真剣に考えていってほしいと思います。個人的な損得やビジネスのことばかりでな く、全世界の人々が本当に安らげる社会とは一体どんな社会なのか?それに向け、自分として、 地域で生活している者として、各地域から行っていけることは何なのか。国、行政など他に依存 するのでなく、自らできることはなにか考えてほしいのです。
 私としては、ずうっと考えてきて、この解として、「ネット自給生活」だったのですが。



…最後に今回の勉強会の感想をそれぞれに述べてもらいました

 今回の勉強会への参加者は、10名でした。テーマが結構重いものでしたから、また身近に思 えないところもあるでしょうから、深い議論はなかなかできてないと思います。自給自足という ことで、世界的な話になると思っていなかったとか、自給という言葉に、人里はなれた土地で孤 立して生活していくというイメージを持つので「自給」という言葉以外の言い方が良いとか。そ れから、個人的には「自給自足を目指している」というような人もいました。



…「ネット自給生活」から「ネットエコライフ」 〜 ネットワークを組んだ真に環境に調和した地域生活

 最後に出た意見で、「自給」という言葉に、過去に戻るような後ろ向きなイメージを持つ方もい るようですので、別な言い方として、当面「ネットエコライフ」 と改名しておきます。そして、何を目指すものなのかを明確にしておきた いと思います。


【 「ネットエコライフ」で目指すこと! 】
@ 現在の崩壊型社会から循環型社会に向けていくため、地域生活をしていく中で、多
くの人が一緒にできることを考え、それを実践していく。
A 単に意識的な変換を求めるだけでなく、実際に行動が伴い、周りからやっているこ
とが形として見えるようにする。特にエコマネーなどをよりアクティブに使う。
B 地産地消・真土不二の生活方法を積極的に検討・実践していく。

 最後にこのようなテーマで、2〜3ヶ月に1回のペースでこの勉強会で議論していくことを確 認しあいました。今回参加できなかった方も、次回は参加して、一緒に「ネットエコライフ」を 具体的に考えていきませんか!!!






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