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"エコグリーンシオカワ通信(No.11)"

(2002.10号)

"こだわり"や"とらわれ"

巻頭言

 人にはそれぞれ、その人なりの「こだわり」とか「とらわれ」があると思います。
 「こだわり」は、どちらかというとポジティブな印象があります。
 しかし「とらわれ」は、過去の経緯から生まれるネガテイブな思いでしょうか。
 でも、どちらもそれがあると、実はそれが苦しみの元でもあるような気がします。

 あなたは、何にこだわっていますか?
 仕事? 遊び? ファッション? 食べ物? 持ち物? 生き方? …
 では何にとらわれていますか?
 お金? 利権? 名声? プライド? 健康(病気)? 見た目? …

 「こだわり」なのか「とらわれ」なのか、明確に分けにくいものもあります。
 人は結構、自分の肉体的な部分への「こだわり」や「とらわれ」があると思います。
 肉体的な部分で最もそれがあるのが、「顔」ではないでしょうか?
 でも実はそんな「顔」ですが、これは生涯、自分では直に生で見られないものなのです。
 自分では直に見ることができないものに、こだわり、とらわれているのです。

 そして、そんな「こだわり」「とらわれ」は、自分一人が気にしているだけなのです。
 自分が気にしている程、周りの人は気にしていないのではないでしょうか。
 つまり、全てはひとりよがりのような個人的なもの。
 どれも大した問題ではないのではないですか。

 「こだわる」ことが良いことのように思われますが、どうでしょうか?
 得てして、あなたの「こだわり」に対して、周りの人は冷ややかな目で見ているのでは。

 「とらわれ」を取ることは勿論、「こだわり」を取ることも実は楽になることなのです。
 もしかしたら、この二つがない人生は寂しい人生と思っていませんか?
 でも実は、これらを取り去っていくことが人間としての成長ではないでしょうか。

 個人的「こだわり」「とらわれ」がなくなったら、人生が楽になると思いませんか?
 個人的「こだわり」「とらわれ」の呪縛から思いを解き放ちましょう!
 そして、よりグローバルに、よりユニバーサルに思いを馳せましょう!

塩川 富士夫(しおがわ ふじお)






  お彼岸を過ぎ、暑さも和らぎ、いよいよ秋本番です。実りの秋、食欲の秋、読書の秋等、秋には色々な 形容詞がつきます。そんな秋、今年は世界平和につながる予感が漂ってくる出来事が現在進行していま す。それは、北朝鮮と他国との動向です。
  釜山で開催のアジア大会など韓国と北朝鮮の統一の気運が高まっています。また拉致問題が大きくク ローズアップされて、被害にあっている日本人の対応が重要な位置付けとなっている気がしてなりません。
  唯一の被爆国日本が、許すことができる国民性が、世界平和に向けて大きな役割を果たすのではない でしょうか。
  関係者への配慮をしながら、報復ではない対応の仕方を、日本が見本として示す重要な秋です。
           




今回のテーマ:自給自足的な生活を目指す人々 ― パート1

 規制されている農薬の使用や、食品の偽装問題が多く判明してきて、食の安全が問われる状況 になってきています。こうなったら、自分で作る以外にないとか、少なくとも顔の見える人から 直接購入しようという流れになって行くのかもしれません。
 そんな状況の中、既に自給自足的生活を目指している方々がいますので、今回からは、その辺 にスポットをあててみようと思います。



〜 茨城県阿見町君島の「浅野 祐一」さんの紹介 〜 お話を聞いてきました

…自然農方式に変えて5年目
 浅野さんは元々農家で、慣行農法で野菜等を栽培・直売しながら生活をしてきたようです。以 前は生活のためにバスの運転手をしていたこともあるようですが、現在は農業一本とのこと。
 不耕起・自然農を実践しながら日本中に広めている「川口良一」さんのやり方をつくばの自然 農勉強会で学び、徐々にその農法に変え現在5年目で、昨年秋頃から全て完全無農薬の不耕起・ 自然農法に切り換えたのことです。

…トラクターやガソリンにかかる経費が不要

 耕さない訳ですから、トラクターは使いませんし、そのためのガソリンもいりません。そして 農薬を使わないので、環境的には申し分ありません。始めて3年くらいは草がぼうぼうになり、 草刈りが大変だったようですが、年数が立つにつれ雑草は減ってきたそうです。
 自然の状態にして作物の栽培を続けていくと、栽培に適した土壌にその土地が蘇っていくので しょうか。でもこの数年の我慢ができるかが、切り換えのポイントになるようです。
  一度でも農薬を使うと土壌が弱るということが実証されていると思います。


…収入は野菜等の直売のみ

 浅野さんは、やれる範囲で幅広く野菜の栽培をしていますが、米については、現在は栽培して いません。ですから野菜でのことになりますが、この自然農方式にしてからは、手作業のため量 がとれなくなり、面積も大きくはできず、また年をとってきて、子供さん(3人)にも段々お金 がかからなくなってきたことから、自給自足的な生活を目指すようになったようです。
 現在の収入は車で団地等に野菜を持っていき、そこの 空きスペースを使っての直売と、電話等による常連さん からの注文によるので少ないとのことです。無農薬だか らと言っても特に高くは売れないと言います。でも買う ものが少なくて済むでしょうから少ない収入でも生活が できる訳で、私の目指すお金への依存率を下げて行きま しょうということを正に実践されている方です。

*雑草と共にたくましく育つ野菜の畑


…農業に対する頭の切り換えを!

 一般的に農家は、機械購入にかかる費用の回収で年収がマイナスになっているそうです。また 農薬を毒と思ってないため、除草剤を使うのが当たり前で、雑草があることが恥ずかしいという 感覚だそうです。そして、後継ぎがいないので、生産者が年を取って段々いなくなっていくのが 現状らしいです。つまり、このままいくと土地は枯れ、作物を作る人もいなくなり、お金を出し ても農作物を買えない事態になってしまうかもしれません。
 雑草が生えるのが当たり前の、できるだけ作物本来の生命力を引き出す自然農に切り換え、自 分で食べるものは自分で作るという発想を持つことが確かに必要と思います。自然農は、大量に 作って売るという生産農にはなりにくいのが実情のようです。  
 今から生き方、特に農業というものに対する考え方を変えていく必要があるのではないでしょ うか。都会の無機質な場所での生活から、誰もが何らかのものを栽培して分け合っていくような 自然に溶け込んだ生活に頭を切り換えていくのが、これからの方向ではないでしょうか。


…共に給して共に足る

 本当の自給自足というと、個人や一家庭で何から何まで作らなければならにないので、非常に 大変です。浅野さんも現状100%自給ではないですし、ですから、私が目指すものは、みんな で共に生産し、みんなで分け合っていくということから、共給共足生活という言い方をしたいです。
 物々交換でもいいですし、中に何か介するものが必要でしたら、今のお金ではないエコマネーや 地域通貨を流通させればいいでしょう。


…一歩先を行く方

 もうこのままの経済優先の状態が長くは続かない気がしてなりません。ですから、一見変わり 者のように見える浅野さんは、実は、正に足が地についた、一歩先を行っている方ではないでし ょうか。浅野さんにお話を伺っている間は、時間がゆったり流れているような感覚でした。




「エコロジー勉強会」報告 〜 「バクちゃん」作り方教室

…みんなで和気あいあいと「バクちゃん」作成

 9月29日(日)午前10時から約2時間、「バクちゃん」作り方教室を龍ヶ崎市のコミュニケ ーションハウスで実施しました。当日は10名程度の参加者となりましたが、「バクちゃん」推進 研究会の松田百合子さん説明・指導の元、多くの方が発砲スチロールを切り抜いて、実際に「バ クちゃん」を作られました。
 容器の中に完熟腐葉土とおが屑を1対4の割合で入れるだけの簡単なものです。たったこれだ けで、生ゴミが1週間で消えてしまうというのですから、驚き・感激です。ゴミの量に応じて、 同程度の米ぬかを一緒に入れて撹拌すればいいだけです。電気仕掛けの高い機械を買う必要もな いですし、庭のないマンションなどでもベランダに置いて使えます。
 出来るだけゴミを減らしていくという意識をまずみんなが持つことが、環境と調和した循環型 社会形成に結びつくのではないでしょうか。


…作り方のパンフレットや作成品のお届けも出来ます

 今回参加できなかった方に対しては、「バクちゃん」作成方法を記載した パンフがありますので、それを見ながらご自分で作ることも可能です。
 完熟腐葉土は、近くのホームセンターなどで購入できますし、発砲スチ ロール容器はスーパー等で頼めばタダで貰えます。但し、おが屑や米ぬかが 手に入らず自分では作れないという方は、1,000円で「バクちゃん」作 りを請け負いますので、お問い合わせ下さい。




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